スペーシアのエアコンが効かない場合はガス漏れをまず疑おう

スペーシアのエアコンが効かない場合はガス漏れをまず疑おう

スペーシアに乗っていて「エアコンが効かない…」と思われたら、チェックするべきポイントがいくつかあります。

実はスズキ車ではエバポレーターの腐食が起こりやすいことがメーカーでも認められており、保証期間が延長されたことがあるほどです。

スペーシアでエアコンが効かないときに考えられる原因を解説していますので、お悩みの方はぜひ参考にして快適な車内空間を手に入れましょう。

スペーシアのエアコンが効かない場合はまずガス漏れを疑おう!

スペーシアのエアコンが効かない場合はまずガス漏れを疑おう!

スズキスペーシアのエアコンが効かない場合、まず疑いたいのは「ガス漏れ」です。

スズキの車は全般的にエバポレーターからのガス漏れが多く、そのことはスズキ車も認めています。

例えばエアコンのエバポレーターの製造が不適切であったためにガス漏れが発生する車体が検出され、スズキ社では新車登録から3年もしくは60,000kmまでだった保証を、新車登録から7年までに延長したこともありました。[1]

スズキ車の中でもワゴンR・ラパン・パレット・スペーシアで特によく見られる不具合ですなので、スペーシアでエアコンが効かない場合、エバポレーターの腐食によるガス漏れが起こっていることもあるでしょう。

エバポレーターが原因の場合は無償修理の対象になることも

エバポレーターが原因の場合は無償修理の対象になることも

スペーシアのエアコンが効かないようになり、エバポレーターが原因だった場合は、無償修理の対象となる可能性もあります。

スズキ社ではワゴンR・アルトエコ・スペーシアにおいて、エアコンのエバポレーター故障について保証期間を延長しました。

もしエバポレーターの製造に不具合があり、亀裂などによってエアコンガスが漏れている場合は、新車登録から7年間は保証が受けられます。

保証期間内に不具合が起きた場合は、無償でエバポレーターを新品に交換してもらえるので、ディーラーに問い合わせてみられることをおすすめします。

スペーシアのエアコンが効かないその他の要因

スペーシアのエアコンが効かないその他の要因

スペーシアのエアコンが効かない理由は、エバポレーターの不具合だけではありません。

次のような理由でエアコンが効かなくなっていることもあるので、まずは原因を突き止めましょう。

アイドリングストップ

スペーシアのエアコンが効かない理由としてよくあるのが、アイドリングストップです。

最近の自動車には省エネのために、アイドリングストップの際にエアコンも自動停止する機能が搭載されているものが少なくありません。

上記のような車ではアイドリングストップ機能が働くと、発電が行われず、自動的にエアコンもストップしてしまいます。

アイドリング時にのみスペーシアのエアコンが効かないなら、アイドリングストップ機能によりエアコンが停止してしまっている可能性があります。

コンプレッサーの不良

スペーシアのエアコンが効かない原因として次にあげられるのは、コンプレッサーの不良です。

スズキ車ではコンプレッサーがよく壊れるという意見もあり、スペーシアでも起こる可能性があります。

コンプレッサーの不具合でエアコンが効かないなら交換が必要となりますが、交換費用は決して安くないため、整備業者などに中古の部品が使えないか相談してみてください。

エアコンリレーの不良

コンプレッサーとともに起こりやすいカーエアコンの不具合は、エアコンリレーの不良です。

エアコンリレーのトラブルは非常に多いとされており、スペーシアでエアコンが効かないときの原因としてチェックするべき項目となります。

ただし交換・修理費用はそれほど高くなく、カーエアコンの定期メンテナンス代として見積もっても負担は少ないはずです。

エアコンフィルターの汚れ・つまり

スペーシアでエアコンが効かない場合、エアコンフィルターの汚れやつまりで効きが悪くなっていることも考えられるでしょう。

カーエアコンフィルターは外から取り込む空気を車内に入れるとき、チリやホコリなどを取り除くためのろ過装置としての役割を担っています。

そのため非常に汚れやすい部品であり、ネット状の部分にチリやホコリが付着すると、風が通り抜けにくくなりエアコンが効かないと感じられることも少なくありません。

エアコンフィルターを交換して改善されるようなら、汚れやつまりによって風が通り抜けられないようになっていたと考えられます。

エバポレーターの汚れ・つまり

エアコンフィルターとともに、汚れやつまりが起こりやすいのがエバポレーターです。

エバポレーターはエアコンフィルターのようにろ過装置の役割を果たすとともに、熱交換器として働いています。

熱交換器である性質上、温度差が大きいことから結露が起こりやすく、カビが発生することも少なくありません。

そのためエバポレーターに付着した汚れ・つまり・カビにより、カーエアコンの風が出にくくなることもあります。

エバポレーターが原因でスペーシアのエアコンが効かない場合は、洗浄が必要です。

エバポレーターの洗浄については『エバポレーターは洗浄した方がよい?どのように行うの?』で詳しく解説していますので、知りたい方はぜひこちらを参考にしてください。

スペーシアのエアコンはエバポレーターが原因で効かないことが多い

スペーシアのエアコンはエバポレーターが原因で効かないことが多い

スズキの車種はエバポレーターの腐食が原因で、エアコンが効かないことがよくあり、スペーシアも例に漏れません。

そのためスペーシアでエアコンが効かない場合、まずはエバポレーターが原因ではないかと疑ってみてください。

エバポレーターはろ過と熱交換器の役割を果たしているため、ホコリや汚れが付着しやすく、さらに結露によりカビが発生しやすい状況です。

エバポレーターはエアコンシステムにおいて重要な役割を担っているため、スペーシアはもちろん全車種において定期的なメンテナンスが欠かせません。

空気の洗車屋さんでは「Dr.BAZOOKA!洗浄」という、エバポレーターの汚れやホコリをスッキリとキレイにするサービスを提供しています。

スペーシアのエアコンが効かないとお悩みの方、エアコンを常に万全の状態にしておきたいと思われている方は、ぜひ「Dr.BAZOOKA!洗浄」の効果を体感してみてください。

[1]
参照:スズキ株式会社:ワゴンR、アルト エコ、スペーシア エアコンのエバポレータの保証期間延長について