ホンダN-BOXのエアコンが効かない場合、まずはどのように対処すればいいのか…と悩む方も多いのではないでしょうか？
N-BOXのエアコンが効かない原因はさまざまですが、まず確認したい箇所が7つあります。
エアコンが効かなくなったときに確認したい7つの箇所について解説しますので、ぜひ対処のための参考にしてください。
目次
N-BOXのエアコンが効かない場合の確認箇所
N-BOXのエアコンが効かない場合は、次のような7つのポイントを確認してみてください。
ご紹介するポイントのいずれかに、カーエアコンが効かない原因があるはずです。
アイドリングストップ
最近の国産車では、アイドリングストップによりカーエアコンが止まる仕様になっている車種があります。
N-BOXの説明書にはアイドリングストップによるカーエアコン停止は記載されていませんが、同じような動きが起こることがあるかもしれません。
アイドリングストップのときはエンジンが停止しているため、カーエアコンだけを稼働させるとバッテリーが上がってしまうことがあります。
もしアイドリングストップ状態のときにカーエアコンが効かないなら、もう一度走り出したときにどのような動きをするか確認してみてください。
エバポレーター
N-BOXのエアコンが効かないときに、次に確認したいのはエバポレーターの汚れです。
エバポレーターとはカーエアコンシステム内部にある熱交換器のことで、空気をろ過するフィルターの役割も果たします。
熱交換器であることによる結露の多さや、フィルター性能を持っていることにより、汚れが付着しやすいのがエバポレーターの特徴です。
エバポレーターが汚れると冷風が遮られて、車内に送られる風量が少なくなります。
そして結果的に、「カーエアコンが効きづらくなった」と感じられることも少なくありません。
エバポレーターの汚れ解消について詳しく知りたい方は、『エバポレーターは洗浄した方がよい？どのように行うの？』にて対処法や洗浄頻度についてご紹介していますので、こちらの記事を参考にしてください。
タービン
タービンもカーエアコンが効かなくなる原因のひとつとして数えられます。
もしターボ式のN-BOXに乗っているなら、タービンに経年劣化による不具合・故障が起きているのかもしれません。
カーエアコンが効きにくくなると同時に、異音が聞こえたり、白い煙が出たり、加速が悪くなったりするならタービンに問題があると考えられます。
コンプレッサー
コンプレッサーの不具合や故障によってカーエアコンが効かなくなることもあります。
コンプレッサーとは、冷媒であるエアコンガスを圧縮するための部品です。
N-BOXのエアコンが効かない原因が、コンプレッサーの故障であることは多いもの。
コンプレッサーが故障している場合、故障の原因となることがあるエキスパンションバルブやリキッドタンクの交換も必要となることがあります。
コンデンサーファン
続いてご紹介するのは、コンデンサーファンの不具合によりカーエアコンが効きづらくなることについてです。
コンデンサーファンは冷媒であるエアコンガスを冷やすための部品であるため、うまく働かなくなると冷風がつくられなくなります。
エアコンをONにしても「ブーン」という稼働音が聞こえなかったり、停車時にカーエアコンの効きが悪くなったりするなら、コンデンサーファンが原因かもしれません。
エアコンガス
部品の不具合ではなく、単純にエアコンガスが不足している可能性も考えられます。
先にも解説してきたとおり、エアコンガスとはカーエアコンシステム内部にて冷媒として働くもので、冷たい風をつくりだす原動力とも言えるものです。
しかしエアコンガスは走行時の振動や、配管の破損により漏れ出してして、量が不足してしまうことがあります。
エアコンガスが不足している場合、不足分を補充することが対処の基本ですが、もし配管の破損がある場合は修理も必要です。
エアコンフィルター
N-BOXのエアコンが効かない原因として最後にご紹介するのは、エアコンフィルターの目詰まりです。
エアコンフィルターは空気内のチリやホコリをろ過するための部品。
そのため網目状になっている部分に汚れが付着しやすく、汚れによる目詰まりが起こりやすい部品でもあります。
エアコンフィルターの目詰まりで風量が弱くなっているなら、フィルターを新しいものに交換するだけで対処可能です。
交換はご自身でもできますが、もし不安ならカー用品店や整備工場、ディーラーなどへの依頼もできるため、1～2年に1回は交換しておくと安心でしょう。
故障の場合は修理・交換を
N-BOXのエアコンが効かない原因はさまざまですが、部品の故障であれば修理・交換が必要です。
部品交換はカー用品店・整備工場・ディーラーなど、車の整備に対応しているところで受け付けてもらえます。
カーエアコンシステム内部の部品交換は、場合によっては高額となることもあるでしょう。
しかし修理・交換をしなければ猛暑や極寒の中、我慢しながら運転しなければならなくなります。
できる限り早めに修理・交換をして、今後はカーエアコンのメンテナンスも定期的に行うようにしてください。
N-BOXのエアコンが効かないならまずは各箇所の確認を！
「N-BOXのエアコンが効かない…」と感じられたら、まずは今回の記事でご紹介した7つのポイントを確認してみましょう。
原因が見つかれば対処もしやすくなります。
もし部品の故障や不具合が原因であれば、早めに修理・交換されるのがおすすめです。
しかし常にカーエアコンを快適に使うには、日頃のメンテナンスが重要です。
空気の洗車屋さんでは、N-BOXのエアコンが効かない原因のひとつである「エバポレーター」の洗浄を行っています。
作業時間はわずか約1時間、国産車であれば25,000円～の低料金で、エバポレーターを新車のときのようにきれいに洗浄するサービスです。
汚れとともに車内のにおい対策にも効果的なので、カーエアコンの定期メンテナンスをお考えの方はぜひお試しください。
