カーエアコンフィルターの交換時期を知っておこう!

カーエアコンフィルターの交換時期についてご紹介する記事です。

「カーエアコンの効きが悪くなってきた」「臭いが気になる」と感じたことはありませんか?もしかすると、カーエアコンフィルターの交換時期を過ぎているのかもしれません。

カーエアコンで冷やされた空気や暖められた空気は、エアコンフィルターを通して車室内に送られます。エアコンフィルターを交換しない場合、室内の環境が悪くなるだけでなく、エアコン機能も低下してしまいます

それではカーエアコンフィルターの適切な交換時期について、交換しないことによる悪影響もまじえながら解説していきます。

カーエアコンフィルターの交換時期の目安は

交換時期の目安は一般的に以下の通りといわれています。

走行距離:10,000km

使用期間:1年

しかし、交換時期はメーカーごとに多少左右されます。

また、都市部など空気の汚れがひどい地域で車を運転することが多い場合においても変わってきます。

ドイツメーカーのボッシュ(BOSCH)や日本の愛知県に本拠地を置くデンソー(Denso)は、両者とも走行距離10,000km毎あるいは使用期間1年毎の交換を推奨しています。

トヨタの3代目のプリウスのマニュアルには、エアコンフィルターの清掃ならびに交換に関して、次のように掲載されています。

清掃:15,000km (7,500km)毎

交換:30,000km (15,000km)毎

大都市や寒冷地など交通量あるいは粉塵の多い地域においては、上記の()内の数値となり、通常の半分の走行距離毎での清掃・交換が理想のようです。

常に快適な車内空間を目指すのであれば、半年に一度の交換を推奨しています。

カーエアコンフィルターを交換せず放っておくとどうなる?

カーエアコンフィルターを交換せず放っておくとどうなる?
交換時期になってもカーエアコンフィルターを交換しないと一体どうなるのか…その悪影響を3つのポイントからご紹介します。

悪臭が発生

カーエアコンフィルターを交換しないままにすると、
悪臭が発生してきます
。カーエアコンフィルターには汚れを濾過し、車室内に送風される空気をキレイにする役割があるので、使用していると汚れがどんどん蓄積してきます。

そのままカーエアコンを使用すると付着したカビや汚れを通った風が車内に充満することになるので、つけたときにむっとした嫌な臭いが感じられるようになるのです。

交通量の多い地域で走行される機会の多い人はもちろん、喫煙される人やアレルギー体質の人は小まめにフィルターを交換すると良いでしょう。

エアコンが効かなくなる

さらにカーエアコンの性能低下を招くことにもつながります。エアコンフィルターにたくさんの汚れや埃が付着すると、エアコンの風が通り抜けられる場所が少なくなっていき、吹出口から送風される風量が弱まってきます

エアコンの吹き出し口から送風される風量が弱い、あるいは、不快な臭いが送風されるというような場合、故障の場合もありますが、エアコンフィルターが汚れて目詰まりしているだけのこともあります。

ウィルスやアレルゲンが舞う

カーエアコンフィルターにウィルスやアレルゲンが付着していたら、それらも風に乗って車内に舞うことになってしまいます。

カビや埃はアレルゲンで、喘息を発症させる大きな要因のひとつ[1]。カーエアコンフィルターの交換を怠ったために喘息になった…という事態に陥ることも考えられるでしょう。花粉対策にもなります。

カーエアコンフィルターの交換場所と費用

カーエアコンの点検・修理をしている修理屋やディーラーで交換可能です。ディーラーに依頼しても、カーエアコンなどの電気系統の点検・修理は外注するディーラーも多いです。

そのため、直接、地元の車修理屋に依頼したほうが1〜2割程度安く交換することができます。工賃は3,000〜5,000円程度が一般的です。

車種によってフィルター交換の難易度は違ってきますが、自分で交換することも案外簡単なようです。

交換時期になったら必ずカーエアコンフィルターの交換を


カーエアコンフィルターは、車室内の空気を爽快に保つために重要な役割を果たしています。交換時期になったら、必ずカーエアコンフィルターを交換するようにしましょう。

交換しないままにしていると、付着した汚れや埃に触れた空気が車内に充満し、嫌な臭いを発生させるだけでなく喘息などの原因になることも…。もちろん風量の低下にもつながるので、せっかくのカーエアコンの効果も感じられにくくなってしまいます。

小まめな交換は健康被害や性能低下を緩やかにします。素人でも比較的簡単にフィルター交換が可能な車種もあります。脱臭・消臭効果が高く、性能を優れたフィルターを購入して自分で交換しても良いでしょう。

しかし、業者に依頼しても低価格ですので、失敗や故障を避けるために専門家に依頼したほうが無難です。カーエアコンの臭いや性能低下が気になるなら、プロに相談してみることをおすすめします。

[1]

参照:環境再生保全機構:悪化因子の対策 室内環境を見直しましょう

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