日産ノートのエアコンが効かない場合に確認すべき箇所を解説

日産ノートのエアコンが効かない場合に確認すべき箇所を解説

暑さ厳しい夏の日、雪の降る寒い季節などにエアコンが効かないと、運転に集中できず事故のリスクが高まってしまうかもしれません。

そこで今回の記事では、日産ノートでエアコンが効かないときに確認するべき箇所と、対処の仕方についてご紹介していきます。

ノートのエアコンが効かない原因には多くのことが挙げられるので、原因を解明するための参考にしてください。

日産ノートのエアコンが効かない場合に確認すべき箇所

日産ノートのエアコンが効かない場合に確認すべき箇所

「ノートのエアコンが効かない」と感じたときに、確認するべき箇所は6つあります。

次の6つのポイントを確認して、それでも効かなければ次の対処法を考えましょう。

アイドリングストップ

まずはアイドリングストップの状態になっていないかを確認してください。

日産ノートにはアイドリングストップ機能が搭載されています[1]。

アイドリングストップ機能が搭載されているノートのような車は、アイドリングストップ機能をオンにしていると、その間エアコンが効かない状態になります[2]。

効かない状態になるのは冷房・暖房・除湿機能と3つのエアコン機能で、アイドリングストップ中でも送風のみは使用可能です[2]。

日産ノートのエアコンが効かない場合、まずはアイドリングストップの影響でカーエアコンがオフになっていないか確認しましょう。

エバポレーター

アイドリングストップの次に確認したいのは、エバポレーターです。

エバポレーターが汚れるとエアコンが効きづらくなり、ノートでエアコンが効かないように感じられることがあります。

エバポレーターはカーエアコンシステムの内部部品なので業者による洗浄が必要です。洗浄方法について詳しく知りたい方は、『エバポレーターは洗浄した方がよい?どのように行うの?』をご覧になって参考にしてください。

コンプレッサー

コンプレッサーが故障していることも、ノートに限らずカーエアコンが効かない原因となります。

コンプレッサーとはエンジンルーム内にある筒状の部品で、作動しないと冷風が作られなくなるため生ぬるい風しか感じられません。

エンジンルームを開けてコンプレッサーが動いているか確認してみてください。

もし作動していないようであれば、エアコンガスを補充したりコンプレッサーを交換したりする対処が必要となります。

コンデンサーファン

故障によりエアコンが効かなくなる部品のひとつであるのが、コンデンサーファンです。

コンデンサーファンが回らなくなると、コンデンサーからの排熱がされないため、カーエアコン内部で空気の熱が処理しきれなくなりエアコンが効かなくなります。

コンデンサーファンがノートのエアコンが効かない原因となっているなら、コンプレッサーのときと同じく部品の交換や修理が必要です。

エアコンガス

ノートのエアコンが効かないときは、エアコンガスの不足や漏れも疑ってみてください。

エアコンガスとはカーエアコンシステム内部で、冷媒としての役割を果たすものなので、エアコンガスが不足すると冷たい風を作り出せなくなります。

エアコンガスは通常であれば、補充の必要がありません。

しかし車の走行時の振動により少しずつ減っていったり、配管に穴が開いて漏れてしまったりして不足することもあります。

もし不足しているなら、エアコンガスの補充およびガス漏れの修理を行うことでエアコンが再び効くようになるでしょう。

エアコンフィルター

ノートのエアコンが全く効かないのではなく、効きが悪くなったという程度なら、エアコンフィルターの目詰まりが原因かもしれません。

エアコンフィルターは濾過装置の役割を果たしており、車外からの空気に含まれるホコリやチリを濾過しています。

そのためずっと交換していないと、ホコリやチリが細かな目に詰まったり、ホコリを栄養分として繁殖したカビによって送風が遮られてしまうのです。

もし長い間交換していないなら、エアコンフィルターを交換するだけでノートのエアコンの効きが良くなることもあります。

ノートe-powerでは単なる一時的な不具合である可能性も

ノートe-powerでは単なる一時的な不具合である可能性も

あなたの乗っているノートが「ノートe-power」であるなら、エアコンが効かないのは一時的な不具合である可能性もあります。

ノートe-powerでは、電動のエアコンコンプッサーを搭載しているので、通常であればエンジンが停まっていてもエアコンが効かないことはありません。

しかし一時的にエアコンがストップしてしまうこともあるようで、そのまま数分間放置していたら、またエアコンが効き始めたという体験をした方も。

もしノートe-powerでエアコンが効かないなら、しばらくエアコンをつけたまま様子を見てみてください。

故障の場合は修理・交換を

故障の場合は修理・交換を

ノートでエアコンが効かない状態になるにはさまざまな原因がありますが、故障であれば修理・交換をしましょう。

部品やエアコンシステム自体が故障していれば、様子を見ても、エアコンフィルターを交換しても、症状が改善されることはないはずです。

猛暑日や寒さが厳しい時期にエアコンなしで運転をすれば、集中力がさがり事故のリスクが高まってしまうかもしれません。

快適にドライブできるように、適切な修理・交換を行ってください。

ノートのエアコンが効かないなら原因を突き止めて対処を

ノートのエアコンが効かないなら原因を突き止めて対処を

ノートのエアコンが効かない原因はさまざまですが、まず大切なことは原因を突き止めることです。

エアコンフィルターの汚れやエアコンガスの不足であれば、交換や補充だけでエアコンの効きが良くなるでしょう。

しかし故障が起きているなら、整備業者やカー用品店で点検を受け、修理や部品の交換を行ってもらわなければなりません。

またエバポレーターの汚れなら、専門業者による徹底洗浄が必要です。

空気の洗車屋さんでは「Dr.BAZOOKA!洗浄」という、エアコンを分解せずにエバポレーターを新車同様にまでキレイにする洗浄サービスを提供しています。

もしノートのエアコンが効かないなら、メンテナンスも兼ねて「Dr.BAZOOKA!洗浄」を試してみてください。

作業時間1時間程度、費用25,000円~で、まるで新車のように効きの良いエアコンへとよみがえらせます。

[1]
参照:日産:アイドリングストップの使いかた
[2]
参照:日産:アイドリングストップを使うときの注意事項