カーエアコンの冷房に不具合が発生した場合、まず疑うのが冷気を作るためのカーエアコンの重要な部品であるエバポレーターです。
ただエバポレーターの場合、交換となるとかなり大変になると思われる方も多いのでは?大ごとにしないためにどうしたらよいのか考えてみました。
目次
カーエアコンの不調はエバポレーターから?
エバポレーターはカーエアコン構成するエアコンユニットのうちの1つで、車内に冷気を送り出す最終装置です。
エアコンユニットとは
カーエアコンは家庭用エアコンの室外機にあたるものがエンジンルームに、室内機にあたるものが車内にあります。
エアコンユニットはその両方の部品から構成されています。
- エアコンガスを圧送するコンプレッサー
- エアコンガスを冷却・液体化するコンデンサー
- エアコンガス内のゴミを取り除くレシーバー&ドライヤー
- エアコンガスを霧状に噴霧するエキスパンションバルブ
- 冷気を作るエバポレーター
以上の5つがエアコンユニットなのですが、1から4までは冷気を作るための準備段階です。
そして5のエバポレーターでようやく冷気としての形が出来上がります。
エバポレーターが不調になる理由
カーエアコンのメインパーツの1つであり、熱交換器という性質を持つエバポレーターは、構造上不具合を起こしやすくなっています。
エバポレーターにはブロアファンから送られてくる空気を冷却するのですが、送り込まれた風にはホコリが混じっている場合が多く、そのホコリが溜まりやすいことが不具合の原因です。
さらに空気を冷やす際、空気中の水分が結露となってエバポレーターのフィンに装着しホコリがついて目詰まりを起こします。
また、通常溜まった水はゴムホースを通して車外に排出されますが、ゴムホース内にホコリが溜まると水が排出されなくなってしまいます。
この状態を気づかず使い続けていると、最悪の場合は故障で交換ということになります。
エバポレーターの交換方法
エバポレーターは運転席の足元に設置されています。通常見えないように設置されています。
交換の手順は以下の通りです。
- エバポレーターが設置されているダッシュボードを解体
- ダッシュボードの中からエバポレーターを取り出す
- エバポレーターを解体し、故障の修理をする
- 修理が完了したら、エバポレーターを取り付ける。
- ダッシュボードを元に戻す
これがエバポレーターの交換の手順ですが、車種によってはハンドルが設置されているダッシュボード部分を全面的に解体しなければならず、かなり複雑で手間のかかる作業になります。
この場合は素人には無理なので、基本的にはプロにお任せしましょう。
エバポレーターの不調には徹底洗浄の検討も!
エバポレーターの不調や不具合を改善するためには、徹底洗浄による定期的なメンテナンスが絶対条件です。
エバポレーターの交換手順は、エバポレーターを徹底洗浄し、不具合や不調を改善するのに効果が高い、分解洗浄という作業工程と同じでディーラーや整備工場が行っている方法です。
ただ作業工程が複雑なために1週間以上の期間と10万円を超える費用が掛かる場合があります。
カー用品店などで販売されているスプレータイプの洗浄剤もありますが、エバポレーターが複雑な構造をしていることを考えると、薬剤が隅々まで行き渡るのか確認できず、薬剤も洗い流すことができないことから、あまりおすすめできる方法とはいえません。
コスパの高いエバポレーターの高圧洗浄とは
自分では分解できないけどリーズナブルな価格と短時間で徹底洗浄したいとお考えに方におすすめしたいのが、クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA!洗浄 (ドクターバズーカ)です。
Dr.BAZOOKA!洗浄 (ドクターバズーカ)は、同社が独自に開発、特許を取得した専用の高圧洗浄器を使って行う方法です。
薬剤を使って汚れを落とすのも、ホコリやゴミを含んで汚れた薬剤を洗い流すのも高圧洗浄器を使って行いますので、高い効果が期待できます。
徹底洗浄という言葉にピッタリですが、作業時間は国産の普通車なら約1時間、費用も2万5千円~とお財布に優しいお値段になっています。
徹底洗浄でカーエアコンを最高の状態に!
汚れを放置するのはカーエアコン、特にエバポレーターには最悪です。
使用回数と使用方法によって異なりますが、定期的に徹底洗浄というメンテナンスを行うことでカーエアコンは確実に長持ちします。
ぜひ、検討してみてください。