マスクの常着と手指の消毒はコロナ禍の今、世間の常識となっています。
公共交通機関、スーパーマーケットなどの商店、知人のお宅にまで消毒剤が常備されているのが当たり前になった現在、マイカーの除菌や消毒は十分にできているでしょうか。
目次
自分でできる車内のコロナ対策
新型コロナウイルスは直接粘膜に付くよりも、手に付いたものが口や目鼻などの粘膜に付いて感染するパターンが多いとされています。
車内の除菌や消毒は、そうした接触感染を防止するためのものです。
除菌や消毒の前に
除菌や消毒の効果をあげるためには、事前準備をしっかりする必要があります。
- 自身の準備
まずはしっかり手洗いをし、マスク、ゴム手袋か使い捨て手袋を装着し、自身に付着している新型コロナウイルスが車内に入る危険性を回避します。 - 車内の掃除をする
車内の掃除も消毒効果を高めるために役立ちます。
手順は・・・
➀シート部分の埃を落とす
➁フロアマットを洗う
➂天井を水気を絞ったタオルなどで拭く
➃フロア内に掃除機にかける
➄ガラスや内装を水拭きする
車内の消毒や除菌
車内の消毒や除菌は、直接手に触れる場所を中心に行いますが注意も必要です。
- 消毒したい箇所
・ハンドル
・ドアノブ
・ドアハンドル
・シートとシートベルト
・カーナビなどの計器類と画面とスイッチ
・鍵
…など - 注意したいこと
厚生労働省が推奨している消毒液は、アルコール濃度が70％以上のエタノール、次亜塩素酸ナトリウム、界面活性剤入りの家庭用洗剤などです。推奨する薬剤をそのまま使うと効果は確実ですが、手荒れの原因になったり、車内の革製品、ハンドルやシートなどが変色など傷む恐れがあります。
新型コロナウイルスが話題になった当初は品物不足が騒がれていましたが、流通が安定してきた現在は素材別の消毒薬や除菌剤が販売されています。使用説明書をチェックし、最適なものを選ぶようにするとより確実です。
コロナ対策で注目のカーグッズ
コロナ禍の影響で便利なカーグッズが注目を集めています。
かんたんな取り付けテーブル
ハンドルに引っ掛けて使うタイプのテーブルです。お弁当や飲み物を置くことももちろんできますが、ノートパソコンを置ける広さになっているので、移動中やリモートワーク、ワーケーションされている方には、デスクとしても使える優れものです。
加圧式噴射器
洗車のプロが使うようなきめ細かい泡を噴射できるグッズです。専用の液剤を水で薄めて使うタイプで、ボディ、タイヤ、ホイールなどに使うことができます。強力な泡の力でボディに付着した新型コロナウイルスを落とし、車内に持ち込むことを防ぐことができます。
車載用プラズマクラスターイオン発生器
プラズマクラスターによって車内に浮遊するウイルスやカビなどを抑える効果があるグッズです。ウイルスだけでなく、タバコやヤニの臭いを分解したり静電気を抑制したりすることもできます。これまでも話題になったグッズですが、コロナ禍の影響でされに注目度がアップしています。
除菌・消臭剤
ドリンクホルダーやシート下に置くタイプ、スチームタイプ、カーエアコンの送風口につけるタイプなど使用方法も効果も多彩になっています。お好みのものを選んでください。
プロに任せる感染対策
車内も車外も感染対策は大切なことですが、時間がかかるのが難点です。
そういうときは思い切ってプロに任せるのも一つの手です。
車外と車内の対策
車専用の感染対策は、各ディーラー、カー用品店、車専門の清掃業などが行っています。
ウイルス対策はもちろん、消臭対策などサービス内容も値段も違うので一概にどこが良いというのは断定できません。
共通しているのはプロならではの高性能の薬剤を使って行うことと、それに見合った高い技術が提供されること。
一度、検討してみるものも良いかもしれません。
車内の見えない部分の感染対策
車にはデットスペースと呼ばれる、直接目にすることができない場所が存在します。
しかもそういった場所こそが、カビやウイルスの温床になりやすかったりします。
その代表がカーエアコンの主要部品、エバポレーターです。
エバポーターは熱交換器で、取り込んだ空気を冷やし、冷気として送り出す役目を担っています。
その性質上、外気からはホコリやゴミを取り込み、冷気を作り出す際には結露が生じます。
つまり熱交換器から出る熱、結露から生じる湿気、そしてホコリやゴミといったエサと、カビの発生に必要な3要素がそろっているのです。
しかも簡単に取り外せないうえに隠れた場所にあるので、現状を把握するのも困難。
これはもうプロの手にゆだねるしかありません。
おすすめはクリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)です。
同社が独自に開発、特許を取得したオリジナルの高圧洗浄器を使って行う方法で、薬剤を噴霧するのも、汚れを含んだ薬剤を洗い流すのも専用の高圧洗浄器を使って行い、高い効果を得ることができます。
国産の普通車なら作業時間は約1時間、費用も2万5千円～とお手頃です。
新型コロナウイルス対策は徹底洗浄あるのみ
ワクチンの接種が進んでいるとはいえ、まだまだ安心できません。
これからも感染対策は必須なので、できる範囲で最善の対策を講じることが必要です。
特に車移動が多い場合は、車内の除菌・消毒はもちろんのこと、カーエアコンの内部も定期的なメンテナンスをおすすめします。
