車の下に水たまりができているのを見たことがありませんか?
車体下の排水はエアコンからの排水であることも多いですが、一方でオイルや燃料漏れのサインであることも…。
車から水が垂れていて気になるという方は、今回の記事を参考にしながら原因究明&対処を行ってください。
万が一の不具合にいち早く気づけるかもしれません。
目次
エアコン?車の下から水が垂れる原因
車の下から水が垂れているのは多くの場合でエアコンが原因ですが、その他の原因がひそんでいることもあります。
エアコン以外で車の下から水が垂れる4つの原因について見ていきましょう。
無色の液体が垂れている場合
もし水のような無色の液体が車の下に垂れているなら、エアコンからの排水である可能性が高いため心配いりません。
車体の後ろの方から無色透明の液体が流れている場合も、特に問題のないマフラーからの排水でしょう。
いずれも車が正常に動く際に発生した、水が車体の下に溜まったものです。
緑・赤など色が付いた液体が垂れている場合
車の下に溜まっている水に緑や赤などの色がついている場合は、エンジンからの冷却水の排水で少々問題です。
エンジンの冷却部分に使用される水の中には、その他の液体を混ぜる影響から色がついているものがあります。
たとえばサビや凍結を防ぐための液体が混ぜられているなどです。
エンジンルームに異常が生じると、緑や赤などの色がついた冷却水が漏れ出してしまうことがあり、オーバーヒートにつながりかねません。
緑色・赤色のほかに、青色やピンク色であることもあります。
いずれにしても色付きの水が溜まっていたら、ディーラーや整備工場に点検を依頼して、早めに対処するようにしましょう。
黒っぽく粘り気のある液体が垂れている場合
もし黒っぽく粘り気のある液体が垂れている場合は、オイル漏れの可能性があります。
エンジンやミッション、ブレーキフルードなどからオイルが漏れていると考えられ、そのままにしておくとエンジンが壊れてしまったり、ブレーキがきかなくなったりする恐れがあるため深刻です。
もし黒っぽく粘り気のある液体をエンジンの直下で発見したら、早急に点検を受けましょう。
ガソリン臭の液体が垂れている場合
最後にご紹介するガソリン臭のある液体が垂れているケースでは、燃料が漏れ出てしまっていることを意味します。
燃料タンクにつながっている燃料ホースが壊れていたり、傷ついていたりすることからガソリンが漏れだしている状態です。
ガソリンの漏れ出しは爆発のリスクも伴うため、発見したらエンジンを欠けないようにして整備工場やディーラーに連絡してください。
色やにおいで判断ができない場合の確認方法
車の下に水が溜まっていて色やにおいで判断できない場合は、水が溜まっている場所で判断する方法もあります。
水が溜まりやすい場所としていくつかの例を見てみましょう。
- 助手席の下:エアコンからの排水
- エンジンルームの先:エンジンルームの冷却水
- エンジンルームの下:デフオイル・エンジンオイル・ミッションオイル
- タイヤの裏:ブレーキフルード
- 左右のタイヤ中間部分:ディファレンシャルギヤオイル
- 運転席と助手席の間の下側:ミッションオイル
以上のように、パーツごとに排水やオイル漏れが起こる場所は違います。
排水や漏れが起こりやすい場所を知っておけば、色やにおいで判断できなくても、水分が溜まっている場所で起きている自体を想定しやすくなるでしょう。
助手席の足元が濡れている場合の原因は?
もし車内で助手席の足元が濡れていた場合、カーエアコンの水漏れが原因だと考えられます。
熱交換器であるエバポレーターから排水された水が、ドレンホースから流れ出る間に車内で漏れ出したのでしょう。
車内の助手席側の足元が濡れている…とお困りの方は、『助手席の水漏れの原因はカーエアコンの排水漏れ!対策方法をご紹介します』で詳しい原因や対処方法を解説していますので、対処のための参考にしてください。
車体下に垂れる水はエアコン排水?その他の可能性もあるため注意!
車内の下に流れる水が無色透明でにおいもなければ、エアコンやマフラーからの排水だと考えられ特に問題はありません。
しかし色やにおいがついている場合は、オイルや燃料の漏れ出しの可能性もあるため点検や修理が必要です。
ただしエアコン排水だったとしても、カーエアコンの不具合につながることがあるため点検やメンテナンスをした方が良いでしょう。
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カーエアコンは不具合が起こらないように、定期的にメンテナンスを行うのがおすすめ。
いつでも快適なドライブを楽しめるように、ぜひ「Dr.BAZOOKA!洗浄」での定期メンテナンスをご検討ください。