スギにヒノキにイネ、ブタクサ。種類はいろいろありますが、早ければ2月から始まり初夏まで続く花粉の被害。
薬で症状を和らげている方も多いと思いますが、花粉症の薬で多く用いられている抗ヒスタミン剤は、脳の判断を低下させるという副作用があることが知られています。
思わぬ事故につながりかねない花粉症。予防には車内の対策が不可欠です。
目次
車内の花粉対策で行いたいこと
車内の花粉対策で必要なことは、花粉を「持ち込まない」「入り込ませない」「除去する」の3つです。
花粉を持ち込まない
第一に大切なことは「花粉を車内に持ち込まない」ことです。
花粉は私たちの周囲を飛散していますので、洋服や体についてそのまま車内に入り込んできます。
特に気を付けたいのが衣服です。
花粉は静電気で吸い寄せられるので、綿シャツよりウール製品、セーターなどのほうがついている量が多いといわれています。
静電気防止スプレーを使う、車に乗る前は必ず衣服や頭を払うなどして、車内に花粉を持ち込まないようにしましょう。
花粉を入り込ませない
大量に花粉が車内に入り込む危険性を秘めているのが、カーエアコンです。
外気導入をした場合には、入り放題といっても過言ではありません。ですが、カーエアコンにも防御策が施されています。
それはエアコンフィルター。近年では花粉をはじめPM2.5をブロックしてくれる高性能タイプも販売されていますので、花粉が飛散する前に交換することをお薦めします。
入り込んだ花粉を除去する
車に乗るたびに花粉がついているかもしれない洋服を着替えることはできませんし、ドアを開けなければ乗ることはできません。つまりどんなに注意していても侵入を許してしまうのが実情でしょう。
持ち込んだり入り込んだりした花粉は、速やかに除去しましょう。
専用のモップやクロスを使うと簡単に排除できます。
花粉対策で必ず押さえたい重要ポイント
花粉対策3つのポイント「持ち込まない」「入り込ませない」「除去する」。
このうち自分の手で行えないのが「入り込ませない」です。
エアコンフィルダーの性能で花粉の被害が左右される
外気には花粉をはじめホコリやゴミなど、たくさんの異物が混じっています。
カーエアコンを作動させ外気を導入したときに、危険な異物をブロックしてくれるのがエアコンフィルターです。
しかしエアコンフィルターが汚れていたり劣化していると、侵入した異物をブロックできず、内部のエバポレーターまで汚染してしまうことになります。
エバポレーターが汚染されたら大変。カーエアコンの作動させるたびに車内に花粉をまき散らすことになります。
安全であるはずの車内が、外と同じようになりかねないのです。
花粉は車の内部にも蓄積する
花粉は粒子が非常に細かい状態で飛散していますので、完全にシャットアウトすることは困難です。
車内で蓄積しやすい場所
花粉はまず空気中に浮遊したあと落下、蓄積します。
溜まりやすい場所は、シートの隙間や縫い目、ダッシュボード、フロントガラスの隙間、スイッチの凹凸などです。
掃除機をかけたのち水拭きで拭きとると、花粉の蓄積を軽減することができます。
花粉の徹底対策にはカーエアコンの洗浄が効果的
花粉には、一般的なホコリやゴミなどに含まれていない厄介な成分が含まれています。それはペクチンです。
厄介なペクチンとは
ペクチンは果実など植物に含まれている成分で、水分を吸収しやすく、水分を吸収することでゲル状になる物質です。
果物でジャムを作ると固まりますよね。あれはペクチンが含まれているからです。
花粉自体は最初さらっとしていますが、粒子がはじけることで内部に含まれていたペクチンが表面に出て溶けだし、独特の粘性を発揮して通常の汚れより落ちにくいものになります。
徹底洗浄でペクチンを撃退
もしエアコンフィルターを通りに抜けてしまった花粉が、エバポレーターの中で粒子がはじめ、ペクチンが飛び出したらどうなると思いますか。
エバポレーターの中は、もともと高温多湿。ペクチンをゲル状にする水分がたくさんあります。
内部でゲル状になってしまったら、市販のスプレータイプの洗浄剤では手に負えません。
可能性があるのは強い水流で洗い流すことです。
クリーンデバイス・テクノロジー株式会社が開発、特許を取得している高圧洗浄方法、「Dr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)」ならペクチンも洗い流すことが可能です。
国産の普通車は1時間ほどの作業時間でペクチンだけでなくエバポレーターのこびりついたあらゆる汚れを洗い流すことができます。
それでいて費用は2万5千円~とリーズナブル。一度試してみる価値があると思いませんか。
危険な花粉だからこそ見えない場所までチェック
1回のくしゃみの間に、車なら8m近くも移動してしまうとも言われています。
その一瞬が事故につながる危険性があるのです。
花粉の危険性は薬による副作用だけではありません。
くしゃみや涙などたくさんあります。
カーエアコンの洗浄は、危険を減らすためのベストな選択だといえるでしょう。