コロナ特措の車検延長とは?車検切れのリスクや取るべき対策について解説

コロナ特措の車検延長とは?車検切れのリスクや取るべき対策について解説

「来月、車検だよ」という会話をよく耳にします。

乗用車のオーナーにとって、車検は絶対に切れてはいけないものという認識が強いのですが、例外があったのをご存じですか。

コロナ禍の例外事例にも触れつつ、車検が切れるリスクや、実際に切れてしまった場合の対処方法について解説していきます。

コロナ感染対策で行われた車検の延長

コロナ感染対策で行われた車検の延長

令和2年5月7日、国土交通省自動車局整備課から、コロナ禍の影響で基本的に期間の延長ができない車検の延長措置が発表されました。

車検とは

自動車継続検査。これが車検の正式名称です。

車検は略称で、目的は、所有する車が道路運送車両法に定められた安全基準に適合しているかを検査することです。

検査内容は、時間や走行距離に劣化する自動車部品の検査で、運転しても安全であるかを確認します。

保安基準に適合すると、有効期限を示したステッカーが交付されます。

また、検査期間も法律で決まっていて、初回は3年、その後2年ごとになっていますが、これは新車でも中古車でも変わりません。

コロナ禍での期間延長の特例措置

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からの延長措置は、自動車検査証の有効期間が令和2年6月1日から6月30日までの自動車で、全国一律に令和2年7月1日まで延長するというものでした。

発表のあった5月7日は、5月4日に政府によって全国に拡大していた緊急事態宣言を5月31日まで延長することが発表されたばかりのタイミングでした。

今回の延長措置は、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいたもので、外出による感染拡大のリスクを排除するためでしたが、これ以前にも、2020年7月には九州豪雨被害により熊本県と鹿児島県の一部地域に、2011年には東日本大震災による延長が行われています。

車検が切れた場合のリスクとは?

車検が切れた場合のリスクとは?

車検の有効期間は、道路運送車両法の第61条に定められているものです。

コロナ禍のような特別な事情がない限り、勝手に延長することはできません。

車検切れでも公道を走らない限り罰則はない

実は、車検が切れても罰則はありません。

車検の切れた愛車を自宅の車庫で保管している場合もありますから、切れただけでは罰せられることはありません。

罰則が適用されるのは、車検切れの状態で公道を走った場合です。罰則のパターンは2種類あります。

1.無車検運行

無車検運行は車検のみが切れている場合で、自賠責保険が継続されていることが前提となります。

【罰則】
・違反点数6点
・30万円以下の罰金もしくは6ヶ月以下の懲役
・30日間の免許停止処分

2.無車検運行、無保険運行いずれも該当する場合

車検も自賠責保険も切れている場合をさします。車検切れだけの場合よりも重い罰則が科せられます。

【罰則】
・違反店12点
・80万円以下の罰金もしくは1年6ヶ月以下の懲役
・90日間の免許停止処分

どちらの罰則も前歴なしという条件下のものです。

車検切れを起こした場合の対処法

車検切れを起こした場合の対処法

車検の切れた車は公道を走ることができません。

しかし、公道を走らなければ車を車検場や整備工場に持っていくことはできません。

そんな緊急事態を解決する方法があります。

1.仮ナンバーを申請する

仮ナンバーを付けると、車検が切れていても3~5日間ほど、公道を走ることができます。
仮ナンバーは市役所などの自治体で発行してくれます。申請時には使用目的や期間を申告することと、自賠責保険の証明証、運転免許証、車体番号が確認できるものが必要となります。
不備がなければ当日に発行されますが、終わったら返却する必要があります。

2.引き取りサービスを利用する

引き取りサービスとは、業者が自宅などに直接車を引き取りに来てくれるサービスのことです。車検が終わったあとも、自宅に納車してくれますので、手間もかかりません。

カーエアコンの点検も定期的に!

カーエアコンの点検も定期的に!

車検の検査項目には含まれていませんが、車検のように定期的に点検とメンテナンスをしたほうがよいのが、快適なカーライフに欠かせないカーエアコンです。

カーエアコンの点検箇所

カーエアコンで特に気を付けたい箇所は、エンジンルームではコンデンサーやコンプレッサー。

車内ではエバポレーターではないでしょうか。

どれもカーエアコンの重要な部品ですし、壊れると高額な修理費用がかかる場合があります。

修理ではなく徹底洗浄がキーポイントのエバポレーター

カーエアコンの中で、他の部品とは異なるメンテナンスが必要なのが、エバポレーターです。

方法は修理ではなく、徹底洗浄。

熱交換器という性質を持っているエバポレーターは、内部にホコリやゴミが溜まりやすく、そのうえ高温と多湿状態が続くので、カビの温床となりやすい箇所です。

カビをそのままにしておくと、スイッチを入れた瞬間にカビの胞子が車内に飛散し、アレルギー疾患を引き起こす危険性があります。

これを回避するには徹底洗浄しかありません。

お薦めの方法は、クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA!洗浄 (ドクターバズーカ)です。

同社が独自に開発し、特許を取得した高圧洗浄器を使って行う洗浄方法で、世界でも例がない画期的な方法です。

カビや汚れ、ホコリを一毛打尽にできるのに、国産の普通車なら作業時間はわずか1時間、費用も2万5千円~とリーズナブル。

車検と一緒にぜひ、検討してみてください。

車は消耗品

車は消耗品

毎日乗っていれば、タイヤはすり減りますし、ボルトやネジも緩みます。

走行時の振動で、パイプに亀裂が入ることもあるかもしれません。

それに車内を汚れたままにしておくと、悪臭や異臭、カビの原因になり、健康被害を引き起こす危険性もあります。

その危険を遠ざけてくれるのが、車検であり点検です。