コロナ対策で車を消毒する業者のサービス内容と費用

コロナ対策で車を消毒する業者のサービス内容と費用

ワクチンの接種が進んではいるものの、いまだ感染がおさまらない新型コロナウイルスの猛威。

未知の部分がまだ多く、目に見えないウイルスへの恐怖から感染防止対策をより強固なものにするため、車の消毒サービスが注目を集めています。

コロナ対策で業者が提供する車の消毒サービスとは

コロナ対策で業者が提供する車の消毒サービスとは

これまで洗車サービスというと車体をきれいにする、磨いてツヤを出す、撥水力を上げるなどが主流でした。

しかし、コロナ禍の影響で求められるニーズが変わってきています。

感染拡大で衛生管理のニーズも上昇

これまでディーラー、大手のカー用品店、車専門のクリーニング業者などたくさんの業者が洗車サービスを行ってきましたが、コロナ禍の影響によりドライバーが求める洗車サービスのニーズは変わってきています。

以前の洗車サービスはボディメイキングが主流でした。そこに車内清掃が加わり、快適な車内環境を手に入れるためのものに変わっていきました。

しかし、コロナ禍の影響が長引くに従い、車内清掃だけでは問題は解決せず、満足できなくなっているのが現実です。

実際、新型コロナウイルスは、空気中では約3時間、車に多く使われているプラスチックの表面になると2~3日間も生存が確認されていることが米疾病病対策センターの発表でわかっており、厚生労働省も言及しています。

出典:新型コロナウイルス感染症に対する感染管理/国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター

そこで新サービスとして注目を集めているのが、新型コロナウイルスの感染対策を視野に入れた「除菌サービス」です。

ディーラーはもちろん、これまで家事代行やハウスクリーニングなどを行っていた会社が、お客様からのニーズを受けて新規参入をした例もあり、関心の高さをうかがわせています。

車の消毒サービスの内容と費用

車の消毒サービスの内容と費用

これまでの車内清掃サービスは「汚れ」と「臭い」の除去に重点が置かれていました。

しかし、コロナ禍で誕生した新サービスには「消毒」と「除菌」が加わります。

消毒サービスの内容

どこを消毒するのかなどサービスの内容は、業者によって異なります。

共通しているのは、以下のように絶対に触れる箇所は確実に消毒してもらえるということです。

  • ハンドル
  • スイッチパネル
  • 座席シート
  • シートベルト
  • シフトレバー
  • 車体壁面
  • ドア
  • ドアハンドル
また、このほかにも以下に挙げている部分など細部に至るまで対応してもらえます。
  • ダッシュボード
  • オーディオスイッチ
  • カーエアコンスイッチ
  • カーエアコン吹き出し口及び調整弁
  • 操作ボタン
  • 操作レバー
  • 各種スイッチ

また、使う薬剤にも各社でこだわりがあり、医療機関や福祉施設などで使われているもの、強い除菌力を持ちながら人体に影響のないものを使用するなど、安全面への配慮をしている業者が多く見られます。

気になる除菌の持続期間ですが、半年は大丈夫という業者もあれば、1か月後に再検査を行い安心を担保するという会社もあります。

費用

費用もサービスの内容によって異なります。

平均で1台7,000円。

ただし5台以上での申し込みが望ましいという会社もあれば、1回の消毒で6ヶ月以上の抗菌効果が持続するということで、1台18,200円という会社もあります。

消毒サービスの内容によって費用にも差がありますので、ホームページなどでチェックしてからお願いするようにしましょう。

コロナ対策の一つとしてカーエアコン洗浄も検討

コロナ対策の一つとしてカーエアコン洗浄も検討

ご紹介してきた車内の消毒サービスには、プロでなければ使えない薬剤を使うなど、高い効果が期待できるものです。

ただ、ひとつ物足りないことがあります。

直接触れての消毒はできないけれど、新型コロナウイルスに汚染される可能性が高いカーエアコンの内部、中でも危険度の高いエバポレーターです。

エバポレーターの洗浄が必要な理由

エバポレーターは熱交換器という性質を持つ装置です。

コンプレッサーからコンデンサーをめぐってきた冷媒であるエアコンガスによって取り込んだ外気の熱を奪い、冷たい風にして送り出しているのがエバポレーターです。

外気を取り込む関係上、新型コロナウイルスが侵入する可能性はあります。

ほかにも熱交換器という性質上、稼働中は常に高温多湿状態であり、そのうえゴミやホコリも溜まり放題という、カビや雑菌、ウイルスなどが繁殖しやすい要素が揃っているのです。

コロナ対策には徹底洗浄あるのみ

新型コロナウイルス対策として検討するなら、エバポレーターの洗浄もプロの手にゆだねることが賢明です。

理由としては、エバポレーターは運転席の足元、ダッシュボードの奥に格納されている装置で、素人では取り外すこともできませんし、外から目にすることもできません。

市販の洗浄スプレーもありますが、複雑な構造をしているため、完全にウイルスなどの汚れを落としきれるのが不安が残ります。

また、汚れを含んだ薬剤を洗い流すことができないため、残った薬剤が新たなウイルスやカビの温床になる可能性があります。

確実にウイルスを取り除きたいとお考えなら、おすすめしたいのがクリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA!洗浄 (ドクターバズーカ)です。

同社が独自に開発、特許を取得した高圧洗浄器を使って行う画期的な方法で、汚れを落とす薬剤の噴霧も、汚れた薬剤を洗い流すための水を噴霧するのも特許を取得した高圧洗浄器を使って行いますので高い効果が約束されています。

それでいて国産の普通車なら作業時間は約1時間、費用も2万5千円~と財布に優しい設定になっています。

今とれる最良の対策を考えよう

今とれる最良の対策を考えよう

ワクチンを2回接種しても新型コロナウイルスに感染したとか、変異株の1つであるデルタ株にはワクチンを3回接種しても抑えられないとか、不穏な情報が錯綜している昨今。

まだまだ安心できない新型コロナウイルスですので、自分にできる最良の対策はしっかりとっていきましょう。