車内のコロナ対策で行いたい除菌のポイント

車内のコロナ対策で行いたい除菌のポイント

緊急事態宣言が解除されてほっとしたのもつかの間、いまだ猛威を振るっている新型コロナウイルス。

厚生労働省のHPでは、改めてマスクの使用や手洗い、除菌や消毒が大切であることを訴えています。

そこで政府が提唱する3密、「密閉・密集・密接」に当てはまる車内の除菌のポイントを検証してみたいと思います。

車内のコロナ対策で必ず除菌したい場所は?

車内のコロナ対策で必ず除菌したい場所は?

新型コロナウイルスは、咳やくしゃみによる飛沫感染と、飛び散ったウイルスが付着している人体やモノに触れることで感染する接触感染で発病することが知られています。

問題は、どこにウイルスがあるかわからないということ。

消毒や除菌しか防ぐ方法はないといっても過言ではありません。

車内除菌の前に自分の手を消毒

車内の除菌や消毒をする前にやっておきたいのが、作業をする自分をきれいすることです。

厚生労働省のHPでは、流水による15秒の手洗いだけでウイルス量を1/100に減らせるとあります。

さらに石鹸で10秒もみ洗いしたあと流水で15秒すすぐと1/10,000に減らすことができるとされています。

手洗いができなければスコール消毒でもかまいません。

自分がウイルスを飛散させる立場にならないことが何よりも大切です。

車内は思いのほか汚れている

イギリスのある企業が行った調査によると、自動車のハンドルなどには公衆トイレの便座の9倍の細菌や雑菌は付着しているそうです。

掃除の頻度や仕方によっても違うようですが、それだけ汚れていると思ったほうがよさそうです。

実は車は計器類や装備が多いため、除菌したほうが良い場所は40か所以上もあります。

毎回除菌するのは大変ですので、頻繁に触れそうな場所と、そうでない場所に分けてみました。

触れる頻度が多く必ず除菌したい場所

  • 外側のドアハンドル
  • ルーフキャリアやドアの枠
  • 車内からドアを開けるときにつかむインナードアレバー
  • 車内からドアを閉めるときにつかむインナードアハンドル
  • 窓の開閉スイッチ
  • ドアポケット
  • シートベルト
  • シートベルトのバックル
  • シートの高さなどを調整するシートアジャスター
  • ハンドル
  • ホーンボタン
  • ウィンカーやライトのレバー
  • エアコンの吹き出し口
  • ダッシュボード
  • エンジンスタートスイッチ
  • シフト周り
  • カーナビなどの画面やスイッチ類などのディスプレイ
  • 中央のエアコン吹き出し口
  • カーエアコンのコントロールスイッチ
  • グローブボックス
  • チャイルドシート

触れる頻度が少ないけれど除菌したい箇所

  • 車検証入れ
  • センターコンソール
  • カップホルダー
  • ルームミラー
  • 室内灯やその周りのスイッチ
  • グラブハンドル
  • 車のカギ
  • ヘッドレスト
  • シートポケット
  • リアセンターコンソール
  • 給油口のフタ
  • ホイールのバルブ
  • トランクオープナー
  • トランクスペースの下のフロアのつまみ・スペアタイヤなど
  • トランクを閉めるボタン
  • ボンネット開閉レバー
  • ウォッシャー液タンクのキャップ
  • オイルレベルゲージ
  • オイルキャップ
  • ワゴンタイプの車の場合はパーセルシェルフ

ついつい見落としてしまいがちな部分もあるので、十分に気を付けたいですね。

車内の除菌で揃えたいアイテム

車内の除菌で揃えたいアイテム

新型コロナウイルスが報告されて以来、消毒や除菌に使える専用の商品は品薄状態が続いています。

代用できるものもあるので、併せてご紹介します。

車内除菌や消毒に必要なもの

車の中は、家やオフィスなどの室内と比べると、取り扱いに注意しなければならないものが多くあります。

できれば車専用のものを用意したほうが良いのですが、一般に市販されている除菌グッズなどを使う際には、注意書きを確かめてから使うようにしてください。

  • 消毒用アルコール…70%という表示がされています。これは水との重量比率のことで、アルコール100%では瞬時に揮発してしまうので殺菌効果が少ないそうです。スプレータイプやボトルタイプがありますので、使い勝手の良いほうを選んでください。
  • 除菌スプレー…車専用のものが販売されていますので、デリケートな車内にはそちらのほうが安心です。布などに吹きかけて使うと計器などを痛めることが少ないとされています。
  • 除菌シート…シートも車専用のものが販売されています。そのまま使えるので便利かもしれません。
  • 柔らかい布…除菌スプレーを吹きかけて使います。取り替えて使えるよう、複数枚、用意してください。
  • 掃除機…できれば車専用のものを用意すると良いでしょう。
  • 手袋…除菌用の薬剤は、直接、使うと皮膚を傷める可能性があります。ゴムやナイロンなど、手袋を使うと手荒れを防ぐことができます。

代用できる家庭用洗剤

学校法人北里研究所の研究で、市販されている家庭用洗剤や洗濯用洗剤の中に新型コロナウイルスを不活性化させるものがあることがわかりました。

もし、車専用のものが手に入らない場合、代用することができます。

  • かんたんマイペット
  • トイレマジックリン
  • リセッシュ除菌EX
  • アタックシリーズ全般
  • ワイドハイター
  • ワイドマジックリン

スプレータイプのかんたんマイペットは布に吹きかけて、ワイドハイターなどの液体は薄めてから布などに浸して使うと良いでしょう。

自分で簡単にできる車内の除菌方法

自分で簡単にできる車内の除菌方法

除菌の手順は、通常の車内清掃に除菌の意識を加えるだけです。

  1. 自分の手をきれいにし、ゴム手袋などを装着して準備をする
  2. 車内のゴミ掃除
  3. 車内のホコリを払ってから掃除機をかける
  4. 上から下に向かって除菌していく(水拭きが必要なら水拭きを加えてください。)

以上です。

除菌する場合、気を付けてほしいのは、薬剤で濡れている間は触らないこと。

濡れていると新たな雑菌が付着する危険性があるので、乾いてから触れるようにしてください。

エアコンを使う季節は内部の菌や汚れもきれいに

エアコンを使う季節は内部の菌や汚れもきれいに

直接手に触れる部分は自分でも除菌できるのはわかっていただけたと思いますが、まだ安心はできません。

覚えておいていただきたいのは、ウイルスは目に見えないということ。

生き物であるため、条件がそろえば車内でも繁殖が可能だということです。

見えないウイルスが知らないうちに、気づかないうちに繁殖するのはカーエアコンの心臓部ともいえるエバポレーターです。

熱交換機という性質を持つエバポレーターは、通常でもカビや雑菌、ウイルスの温床になりやすい装置。

確実にウイルスを退治しておくことが大切です。

市販の洗浄スプレーも販売されていますが、使用後に薬剤を洗い流すことができないため、二次被害の危険性があります。

効果が高いといわれている分解洗浄は、10万円以上の費用と1週間以上の日数がかかりますので、コスパ的に問題があります。

これらと比較して、確実でリーズナブルな方法が、クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)です。

独自に開発し、特許を取得した器具を使って行う高圧洗浄で、ウイルスもカビも雑菌も根こそぎ撃退します。

国産の普通車なら作業時間が1時間程で済み、費用も2万5千円~とリーズナブル。検討する価値は大きいです。

自分の健康は自分で守る

自分の健康は自分で守る

まだまだ先の見えない新型コロナウイルス。

感染を防ぐには3密を含め、除菌など自分でできる対策をとっていくしかありません。

見えない部分には気を配る。これが大切です。