車内で食事をする機会はけっこうありますよね。
その時はおいしいし楽しいのですが、あとあとそれが車内環境の悪化につながりかねないことに気づいていますか。
目次
車内でご飯や飲み物をとる際の注意点
車の中での飲食は「楽しいからよい」という人と「臭いが残るからイヤ」という人に分かれるようです。
嫌な理由にはわけがある
車内で食べたり飲んだりするのを反対するには、納得できる理由があります。
- 臭いが残る
車内は密閉空間です。そのため食べ物や飲み物の臭いは一気に広がります。さらに熱いものを食べたときに出た湯気は天井に染み付きますし、結果として車内に臭いが充満することになります。
窓を開けたり、カーエアコンを外気モードにするなど換気に注意しながら、臭いが残らないようにすることが必要です。 - 車内が汚れる
テーブルについての食事と異なり、車内での飲食は膝がテーブル変わりです。食べかすはダイレクトに床に落ち、フロアマットを汚します。また油分の多いポテトチップスなどは、手に油がつき、手についた汚れが窓や座席についてしまうこともあります。
大き目のシートを広げてから食べるなど、汚さない習慣を作ることを心掛けましょう。 - 汚したら早めに対応
車内に残った飲食物の臭いや汚れを放置したままにすると、異臭の原因になるばかりでなく、ダニやカビが発生する原因になります。異臭もダニもカビも、アレルギー性の疾患の原因になります。車内で飲食をしたら、掃除など早めの対策をこころがけましょう。
運転中の飲食は違法?
2019年12月1日から、スマホ「ながら運転」の罰則が強化され、違反点数や反則金が3倍に跳ね上がりました。
強化された「ながら運転」とは
道路交通法では「運転者および使用者の義務」が定められており、「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」と定められています。
つまり、前方不注意やペダルの踏み間違え、誤ったハンドル操作などによる事故はすべて「安全運転義務違反」になるわけです。
現在、ながら運転で明確な罰則規定があるのは、前方不注意やハンドルの誤操作による事故が多発したスマホや携帯電話だけです。
飲食をしながらの「ながら運転」は違反性は?
車内でパンを食べたり、缶コーヒーを飲んだりすることは違反ではありませんが、その結果、わき見運転をして事故を起こしたり、片手運転でハンドル操作を誤り事故を起こした場合は、道交法上の安全運転義務違反に問われる可能性があります。
車内で飲食後にする掃除と臭い対策のポイント
対策は早めの掃除。これにつきます。
お掃除のポイント
臭いが染み込んだり、食べこぼしにカビが生えないうちに車内清掃するにはポイントがあります。
- 外出先ですぐに掃除ができなかったら帰宅後、すぐに掃除機をかけて食べかすを吸い取っておく
- コーヒーやジュースなどの液体をこぼしてしまったら、染みが残らないよう、しっかり拭き掃除をする
- 食べかすがはまり込みやすいフロアマットは、定期的に洗浄して汚れを落としておく
- 食べ物の臭いが車内に残らないようにこまめに換気する
車内にご飯以外の臭いがある場合は要注意
実は、車内の臭いは1つだけが原因ということは少ないのです。
食べ物以外の異臭を感じるたら、早めの対策が必須です。
- タバコの臭い
タバコに含まれているタールやニコチン、アセトアルデヒドなどが臭いの原因です。車内のシートや天井に染み込んでいますので、拭き掃除で落とし、消臭剤で臭いを消すことが大切です。 - ペットの臭い
犬や猫などのペットを飼っている方は、一緒にドライブすることも多いと思います。皮脂や体毛、口臭などが原因で、家に比べて狭い空間である車内では、臭いが強く感じるようです。
対策は、ついてしまった臭いに関しては掃除しかありません。また、走行時はケージに入れるなど、拡散を防止する配慮も必要です。 - 汗や体臭、香水の臭い
汗や体臭、香水などの臭いも、座席シートに染み込んで異臭になる危険性の高いにおいです。座席シートや天井に染み込んだ臭いは掃除でとるしかありません。 - カーエアコン
カーエアコンも異臭を発生させます。原因で多いのはエバポレーターの汚れやカビ。熱交換器として機能上、エバポレーターは結露を起こしやすく、常に高温多湿状態にあるため、カビが発生しやすい条件がそろっています。このカビが異臭の原因であり、最悪、人体にもアレルギー性の疾患を発症させる危険性があります。
対策は、やはり掃除しかないのですが、1つ異なる点は、エバポレーターは素人には完全にきれいすることは難しいということです。
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車内の臭い対策は掃除以外なし!
流れる車窓の風景を見ながら食べる食事はおいしいですよね。
でも下手をすると「ながら運転」が適用されたり、臭いや食べこぼしで車内環境の悪化につながりかねません。
どうしても車内で飲食をする必要があるときは、交通事故と臭い対策を徹底しながら、楽しい時間を過ごしたいですね。