カーエアコンの全交換が必要になるのはどんな時?費用はいくらかかるの?

カーエアコンの全交換が必要になるのはどんな時?費用はいくらかかるの?

今や標準装備が当たり前のカーエアコン。当然のようにその恩恵を甘受しているわけですが、カーエアコンにも寿命があることをご存知ですか。放っておくとカーエアコンを全交換しなければならない、なんてこともありえるんです。

カーエアコンの全交換が必要になるのはどんな時?

カーエアコンの全交換が必要になるのはどんな時?

カーエアコンは車内にあるユニットと、家庭用のエアコンの室外機にあたる装置がエンジンルームにあり、一般的に耐久年数は10年だといわれています。

冷房と暖房で仕組みが違うカーエアコン

カーエアコンは、冷房がエンジンルームにあるコンプレッサーで動かしているのに対し、暖房はエンジン自体にとりつけられているサーモスタットによって動かしているため、故障もそれぞれ原因が異なります。

冷房では冷媒となるエアコンガスの不足や漏れ、コンプレッサーの故障などがありますし、暖房では冷却水の不足やサーモスタットの故障などがあげられます。ガスや冷却水の不足であれば、比較的簡単に修理することが可能です。

カーエアコンでいう全交換とは

複雑な仕組みで成り立っているカーエアコンですが、クーラーシステム全体の交換が必要になる場合があります。それがカーエアコンの心臓部ともいえるコンプレッサーの故障です。

エアコンをつけたらエンジン付近から変な音がする。これがコンプレッサー不調の合図で、コンプレッサー自体が破損しているか、異物がエアコン内部に入りこんでいるなどが考えられます。

カーエアコンの全交換にかかる費用

カーエアコンの全交換にかかる費用

コンプレッサーは、すでにご紹介したとおりエンジンルームにあり、家庭用エアコンの室外機にあたる部品です。

コンプレッサーは複雑に絡み合っている

コンプレッサーの役割は、風を冷やすために必要な冷媒であるエアコンガスを圧縮し、送り出す装置です。コンプレッサー単体で起動しているわけではなく、ベルトでエンジンと連結し動いています。

法定耐久年数は7年ですが、車種や使い方によって寿命は異なりますし、使わなければ早く劣化する部品だといわれています。

コンプレッサーの全交換にかかる費用

コンプレッサーが故障した場合、コンプレッサー単体で済むということは、部品の性質上からみて不可能です。

エンジンとつなぐベルトが劣化しているなど周りの部品も壊れていることや、今後壊れる可能性が高く、早目のメンテナンスが必要だという可能性が多いのです。

そのためにシステム自体の全交換になるのですが、コンプレッサー単体の修理費用は5~6万円前後ですが、付随する修理の内容によって10万円以上かかることもあります。

カーエアコンの全交換にかかる期間

カーエアコンの全交換にかかる期間

車の修理、あなたはどこにお願いしていますか。ディーラーですか、整備工場ですか?実はカーエアコンだけ、もう1つ可能性があるんです。

第3の選択肢、電装屋さん

カーエアコンの修理は分類上、電装系と呼ばれるジャンルになります。専門的な知識が必要になることも多く、ディーラーや整備工場にお願いしても、そこから電装屋さんに再度依頼することも多いのです。

中間マージンが無い分だけ、費用も交換にかかる日数も少なくて済みます。

期間

エアコンガスの補充程度であれば、2~3時間ほどで済みますが、コンプレッサーの全交換になると3~7日程度かかるのが普通です。

また修理する部品によっては在庫がない場合、取り寄せることになるので、その日数も加算されますので、気をつけてください。

車を買い替えた方がお得?

車を買い替えた方がお得?

カーエアコンの全交換に関して、注意をしてほしいことがあります。それは車の使用年数とその車が中古車かどうかということです。

コスパを考えると買い換えを検討

カーエアコンは全交換をしても10万円前後で済みます。費用だけ考えれば交換し、乗り続けるようと考える方が多いと思います。ただコンプレッサーの法定耐久年数は7年。新車で購入したとしても中古車といわれる年数です。

中古車の場合、一般的に走行距離が10万キロを超えると市場価値はゼロだといわれています。カーエアコンの修理に10万円以上かけても、売ろうと思ったら車自体に値段がつかないということもありえるのです。

カーエアコンが故障しているか、していないかは価格に反映されないといわれていますし、一考の余地はありますよね。

定期メンテナンスを受けて全交換を避けよう

定期メンテナンスを受けて全交換を避けよう

カーエアコンの全交換ともなると費用も日数もかかります。でも定期的にメンテナンスすることで最悪の事態を避けることができます。

カーエアコンの内部には、冷媒であるエアコンガスと一緒にコンプレッサーの動きを良くするためのオイルが混ざっています。

オイルはエアコンガスがガス漏れを起こす時に一緒にオイル漏れを起こすことが多く、気づかないとカーエアコン内部が焼き付いてしまうことがあり、それが全交換の一因になります。

エンジンルームの異音、エアコンガスと一緒にコンデンサーオイルもチェック、ベルトチェックなど、定期的にメンテナンスすることで大きな出費を抑えることができます。

カーエアコンの全交換は車の買い替えのシグナル

カーエアコンの全交換は車の買い替えのシグナル

コンプレッサーの法定耐久年数は7年。カーエアコン自体の寿命は10年だといわれていますし、中古車の市場価格を考えれば、これだけの年数使っていれば、車自体の買い換えを検討しても良い年数です。

しかし「愛車」という言葉あるように、乗り続けていればやはり愛着がわいてきます。カーエアコンの故障だけで手離したくはないですよね。

そういった事態を避けるためには、車全体はもちろんカーエアコンのプロの手によるメンテナンスが必要だと思います。