自分でできる!車内の清掃方法を一挙ご紹介します

自分でできる!車内の清掃方法を一挙ご紹介します

車内で食べたり飲んだり、時には遊ぶこともありますし、ペットと戯れることもあります。そんなことがすべてできてしまう車は、まるで走るリビング。

でも楽しい時間の分だけ比例して、汚れてしまうのも現実です。プロのクリーニングにお願いすると国産の普通車で4~5万円することも珍しくありません。しかし自分で掃除をすれば労力だけ。コツさえわかれば難しいことではありません。

車内の清掃方法を一挙ご紹介

車内の清掃方法を一挙ご紹介
車内をざっと見渡してください。布もあればゴム製品もあり、樹脂の箇所もあります。でも難しいことはありません。基本は家を掃除するのと同じです。

掃除用具を用意する

基本の掃除用具は、バケツ、ぞうきん、洗剤、掃除機。家庭にある掃除用具や100円均一ショップで手に入るもので十分間に合います。ただ必要な用具は場所によって異なりますので、説明をしていきますね。

掃除する順番を考える

例えば汚れが目立つからといって、フロアの床から掃除を始めたらどうでしょう。その後にシートの掃除をすると、シートの汚れやホコリ、ゴミなどがせっかくきれいにしたフロアに落ちてしまい、また掃除のし直しなどということにもなりかねません。車の掃除も家の掃除と一緒です。上から下へ、が基本です。

下準備

実際の掃除にかかる前に下準備や、しておいたほうがよいことがあります。

  1. 車内の荷物を取りだしておきます。
  2. 運転席、助手席、後部座席のフロアマットを取り出します。
    フロアマットは乾かす時間を考慮し、この段階で掃除を済ませておきましょう。
    まず布団叩きなどを使ってホコリやゴミを落します。次に台所などで使う食器用の中性洗剤を使って汚れを落とします。中性洗剤は油汚れを落としますので、フロアマットの泥汚れはきれいに落ちます。凹凸がある場合、角に入りこんだ汚れは歯ブラシなどで落とします。
    洗い終わったらきれいに流水ですすぎ、乾かしておきます。
  3. ホコリ取りをする。
    気づきにくいですが、天井やシートはかなりホコリがたまっています。天井はハタキをかけ、ホコリやゴミの温床になっている可能性があるシートは、布団叩きでしっかりホコリを追いだしましょう。

「上から下へ」が車内掃除の基本

車内掃除は上から下へが基本。順を追って、必要な掃除グッズと一緒にご紹介していきます。

①天井

喫煙車の場合はヤニで、湿気のある時期だとカビが繁殖していたりと、以外と汚れているのが天井です。

掃除用具:中性洗剤、霧吹きスプレー、ビニールシート、タオル
掃除方法:
中性洗剤をぬるま湯で10倍に薄めたものを霧吹きスプレーに入れ、用意しておきます。洗剤がたれたときのために、ビニールシートを車内に敷き詰めておきます。天井全体に中性洗剤を薄めた液をスプレー。そのまま3分ほど放置。その後、ぬるま湯で絞ったタオルでふき取ります。

②窓

車の窓はフロント、サイド、バックの3カ所がありますが、掃除の方法は変わりません。

掃除用具:中性洗剤、霧吹きスプレー、タオル、マイクロファイバーのタオル
掃除方法:
まず天井でも使った中性洗剤のスプレーを窓ガラスに散布し、水かぬるま湯で絞ったタオルで、ムラのないように拭きます。湿り気がなくなったらマクロファイバーのタオルで仕上げます。
窓ガラスはキズがつかないように、丁寧に拭いてください。

③シート

すき間に食べこぼした食品が落ちていたり、人間の髪の毛やペットの体毛などが落ちているのがシートです。

掃除用具:掃除機、ガムテープ、コロコロ、液体の洗濯用洗剤、タオル
掃除方法:
ホコリが舞うので、必ず窓を開けて行ってください。まず掃除機を使いシート全体と隙間に入り込んだゴミやホコリを吸い取ります。布目に入り込んだ髪の毛など、掃除機でも取りずらいものはコロコロやガムテープを使うと便利です。

ゴミを取り終えたら、10~20倍に薄めた洗濯用洗剤で絞ったタオルで拭いて行きます。このとき布目にそって拭くと汚れが落ちます。最後にぬるま湯で硬く絞ったタオルで洗剤の成分をふき取ります。

④ハンドル

手の汗や脂で汚れています。

掃除用具:中性洗剤、タオル
掃除方法:
中性洗剤をぬるま湯で10~20倍に薄めた液でタオルを絞り、汚れをふき取ります。最後に、水拭きをし洗剤成分をふき取ります。

⑤ダッシュボード

樹脂が多く使われているダッシュボード周辺は、水拭きが基本です。

掃除用具:使い古しの歯ブラシ、マイクロファイバータオル、タオル
掃除方法:
水で硬く絞ったタオルで拭いていきます。スイッチやクーラーの吹き出し口は、使い古しの歯ブラシを使って汚れを落とします。またメーターやメーターカバーはとてもデリケートな個所なので、マイクロファイバータオルを使って、さっとふき取りましょう。

同様にカビなどの汚れが気になるカーエアコンのエバポレーターですが、市販の洗浄スプレーでは汚れが落ちきらない可能性が高いので、プロにお願いするのがきれいになる早道です。特に特許を取得した高圧洗浄、Dr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)は、国産の普通車で2万5千円~とリーズナブルなのに高い効果が期待できると注目されています。

⑥フロア

フロアマットを外した後のフロアは、普段マットに隠れて見えないだけで、かなり汚れが隠れている部分です。

掃除用具:ホウキ、掃除機
掃除方法:
窓を全開にして行いましょう。まず掃除機で吸えない大きなゴミを、ホウキなどを使って取り除きます。次に掃除機をかけていきますが、狭い場所はノズルを使って掃除するときれいになります。

以上が車内清掃の順番と、掃除のコツです。

車を掃除する頻度

車を掃除する頻度
快適で居心地の良い車内空間を維持したいのでなら、1カ月に1度の割合で車内のクリーニングをすることをおススメします。ただしこれは禁煙車の場合です。車内でタバコを吸う人が乗車する喫煙車の場合、頻度は倍。2週間に1度の割合で掃除するように心掛けると、ヤニによる黄ばみを防止することができます。

車内のクリーニングは自分の手でも可能ですが、素人だと完全にきれいにならないのがカーエアコンのエバポレーターです。せっかく頑張って車内をきれいにしたのですから、空気も一緒にきれいにすることを考えてみませんか。