冬の車内を温める方法と寒さ対策のポイントを解説

冬の車内を温める方法と寒さ対策のポイントを解説

車は便利な乗り物ですし、コロナ禍で移動手段としての重要性も見直されています。

ただ、季節によっては乗車するのをためらうことがありますよね。

特に冬は冷え切った車内に乗り込むのは少々勇気がいります。

そこで車内を素早く暖め、快適空間する方法をご紹介します。

冬の車内を温める方法

冬の車内を温める方法

冬に冷え込んだ車内を暖める方法として、一番手軽で早いのが、カーエアコンの暖房を使うことです。

カーエアコンの暖房はエコ

カーエアコンは冷房と暖房では、別の機械といってもよいほどシステムが異なります。

冷房は、冷媒といわれるエアコンガスを圧縮し、液化と気化を繰り返し冷たい風を作っていきます。

このときに活躍するのがコンプレッサーです。

エンジンの回転をエアコンベルトでコンプレッサーに伝えることでコンプレッサー自体の回転を生み出し冷房を作動させていきます。

エンジンの回転力を使いますので、燃費の問題が発生するのが冷房です。

一方、暖房はエンジンの排熱を利用しています。

車のエンジンは稼働しているときに熱を発してします。

かなりの高温でそのまま車内に流すと冬でも熱中症になるといわれています。

その熱を冷却液で冷やしたものをヒーターコアに集め、ファンで風を当てることで暖かいと感じる温度の空気を生み出しています。

排熱を利用するカーエアコンの暖房は究極のエコという状態で使っているのです。

カーエアコンの暖房を使うデメリット

ほぼ無料状態で使えるカーエアコンの暖房ですが、ひとつ困ったことがあります。

それはエンジンが暖まらない限り、暖かい風を作ることができないということです。

車内を暖めるまでに時間がかかるのがデメリットなのです。

冬の車内で快適に過ごすための寒さ対策

冬の車内で快適に過ごすための寒さ対策

車用品は日進月歩で進化しています。

安価で使えるカーエアコンの暖房に時間的デメリットがあるなら、そのデメリットを克服するグッズを使えばよいのです。

  1. シートヒーター&ステアリングヒーター
    運転席など座席に装着。腰から背中にかけて暖めるグッズがシートヒーターやステアリングヒーターです。最近では最初から装備されている車もあり、カーエアコンの暖房よりも早く暖まると注目されています。
  2. 車載ファンヒーター
    後付けで好きな場所に設置できるのが便利ということで人気があるのが、車載ファンヒーターです。電力源がシガーソケットなので、カーエアコンほど暖まりませんが、カーエアコンの暖房を使うことで起こるフロントガラスの曇りを止める効果があり、事故防止につながると人気があります。
  3. ひざ掛け&ブランケット
    ひざ掛けやブランケットも寒い車の中では重宝するアイテムです。車の中でも使用できる電気毛布タイプに人気があり、寒いときは肩や膝にかけるだけで体感温度が違ってきますし、温かくなれば電源を切ることで消費も抑えられる優れものです。

カーエアコンで暖房使用時の注意点

カーエアコンで暖房使用時の注意点

カーエアコンの暖房は、エンジンの排熱を利用しているため、ほとんどお金がかからないのですが、使いこなすにはちょっとしたコツと注意点があります。

  1. エンジンが暖まってから暖房のスイッチをいれる
    カーエアコンの暖房は、その性質上、エンジンが暖まるまで暖かい風を送ることはできません。乗車してすぐにスイッチをいれても無駄に終わります。エンジンが暖まるのを待ってスイッチを入れる。これが大切です。
  2. 外気をシャットアウトする
    カーエアコンには内気循環というスイッチが組み込まれています。外気を遮断させて車内の暖かい空気を循環させるのに役立つシステムで、温かい風が伝わりにくい後部座席を暖めるのに役立ちます。
  3. A/Cボタンを活用し窓の曇り止め
    A/Cボタンは、冷房に使うコンプレッサーを稼働させるためのスイッチです。暖房の場合、本来はオフしておいてよいのですが、暖房使用時にも必要になるときがあります。フロントガラスやその他の窓ガラスが結露などで曇ったときです。フロントガラスの曇りは事故に直結する危険性がありますので、曇ったなと思ったらA/Cボタンを入れることでコンプレッサーを稼働。冷房の持つ除湿機能で改善しましょう。
  4. 長く使っていないときはメンテナンスをする
    カーエアコンの心臓部ともいえるのが熱交換器であるエバポレーターです。冷房時、エバポレーターはコンプレッサーから送られてきたエアコンガスが持っている熱を吸収し、冷たい風を作り送り出しています。そのため高温多湿状態になることが常で、カビの温床になりやすいのです。

夏の間に発生したカビをそのままにしておくと、冬に乾燥、夏以上の量が車内に飛散することになります。

エバポレーターは運転席の足元にあり、複雑な構造をしています。

カビの除去を行うには内部を徹底洗浄する必要がありますが、自分で行うには難しい点も多いでしょう。

短時間に作業が済み、お手頃価格で注目を集めているエバポレーターの洗浄方法があります。

クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)です。

同社が独自に開発、特許を取得した高圧洗浄器を使って作業を行いますので、期待以上の高い効果を得ることができます。

冬の快適車内空間の構築を握っているエバポレーター

冬の快適車内空間の構築を握っているエバポレーター

カーエアコンの暖房で冬の快適空間を実現させたい場合、内気循環モードが必須です。

ただ、カビの胞子が大量に浮遊した空間いると健康被害を起こす危険性もあります。

カーエアコン、特にエバポレーターを徹底洗浄できれいにすることで、危険性の少ない冬の車内環境を手に入れましょう。