快適な車内空間のために欠かせないカーエアコン。
特に夏場は大活躍ですが、吹き出し口に付く水滴が気になったことはありませんか?
水滴は結露によるものですが、放置するとカビや雑菌の発生に繋がり、場合によっては人体へ影響を及ぼすこともあります。
では、どうすれば結露を防ぐことができるのか。結露の原因と対策をご紹介します!
カーエアコンで結露が!原因は?
カーエアコンで結露が発生するのは、空気が冷えた吹き出し口に触れ、空気中の水分が水滴となるからです。
コップに冷たい水を注いで置いておくと外側に水滴がつくように、空気中の水分が冷やされることによって結露は起こります。
特に、夏場の空気は水分を多く含んでいるため、冷たくなっているカーエアコン内部や吹き出し口に多くの水滴がついてしまいます。
空気温度とカーエアコンの温度設定に差があればあるほど、結露は発生しやすくなるのですね。
カーエアコンの結露放っておくとどうなる?
カーエアコンの結露を放置していると、カビや雑菌が発生する原因となってしまいます。
水分が残りやすい場所は、カビが発生・繁殖しやすい場所でもあります。
エアコンを付けた瞬間に、嫌な臭いを感じたことはありませんか?
実はこの臭いこそ、カーエアコン内部や吹き出し口に発生したカビによるものなのです。
カビの胞子を含んだ空気が車内に充満すると、アレルギーや気管支炎、肺機能の病気などを招き、健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。
家庭用エアコンの場合、内部の結露を取り除く内部クリーン機能が付いていますが、残念ながらカーエアコンにはこの機能がありません。
カビや雑菌を発生させないためにも、カーエアコンの結露はなるべく放置しないようにしましょう。
カーエアコンの結露対策はどうすればいい?
結露を防ぐには、何より「乾燥」が大切です。
結露対策はカビや雑菌の発生を防ぐだけでなく、カーエアコンの寿命を延ばすことにも繋がります。
カーエアコンの使用中は
車を走らせエアコンを使用しているときでも、窓を少し開けて換気をすると結露を防ぐことができます。
この方法は、車内の熱い空気を外に逃がし、効率的に温度を下げることができるので、手っ取り早く車内を涼しくしたい場合にもおすすめです。
カーエアコンの使用後は
到着したらクーラーを止め、一番強い風を吹き出し口から出しておきます。
この際、吹き出し口を乾かすためにも、窓は開けておくようにしてください。
5分から10分ほどこの状態を維持し、水分を残さないようにしましょう。
まとめ
カーエアコンの結露は、温かい多湿度の空気が冷やされることによって発生します。
結露は放置しておくと、カビや雑菌発生の原因となりますが、対策は少しの工夫でできますので、ぜひ試してみてくださいね。
快適なカーライフのために、車内はきれいな空気を保ちたいものですね。