エアコンをつけた車内でも熱中症に注意を!原因と対策を解説

エアコンをつけた車内でも熱中症に注意を!原因と対策を解説

毎年猛暑の時期になると、熱中症で救急搬送されたニュースが報道されます。

室内でも熱中症になる可能性があるのは広く知られていますが、カーエアコンを効かせた車内でも注意が必要なことをご存じでしたか。

エアコンをつけた車内でも熱中症には注意が必要

エアコンをつけた車内でも熱中症には注意が必要

熱中症は、高温状態にいることで体温調整がうまくいかなくなり、体内の水分と塩分のバランスが崩れ、頭痛やめまい、吐き気、脱水症状、けいれん、意識障害などを起こすとされています。

隠れ脱水に注意

隠れ脱水とは知らない間に脱水症状に陥っている状態のことをいい、熱中症に直結する可能性があります。

その原因は輻射熱(ふくしゃねつ)とエアコン乾燥、水分補給の不足です。

  1. 輻射熱(ふくしゃねつ)
    運転席はサイドガラスとフロントガラス、両方から日光を浴びますので、体に熱がこもりやすい状態になっており、ドライバーが想像するより多くの水分消費が行われています。
  2. エアコン乾燥
    カーエアコンを稼働させると空気が乾燥しますので、脱水症状を起こすリスクが高まります。
  3. 水分補給不足
    体温の高い乳幼児の場合、顔に汗をかいていなくても、シートに密着している背中に大量の汗をかいている可能性があります。

車内の熱中症には残暑が続く時期も要注意

車内の熱中症には残暑が続く時期も要注意

盛夏が終わって、熱中症の危険から逃れたと思っていませんか。

実は、残暑の時期になると、残暑なればこそ起こる隠れ熱中症と呼ばれているものがあるのです。

熱中症と気づきにくい症状が出るので、覚えておいてください。

隠れ熱中症の症状

  1. 手足が冷たくなる
    汗と一緒に体内に蓄積させているミネラル分が排出されてしまうためになる症状。カーエアコンにあたり続けるとなることが多いのですが、気づきにくいのも特徴です。
  2. 舌の表面が赤黒くザラザラしている
    隠れ熱中症ではよく見られる症状で、体内に熱が溜まっているときに起こります。手足の冷えよりも気づく人が多いといわれています。
  3. トイレに行く回数が少ない
    今日はあまりトイレに行っていない。そう感じたら隠れ熱中症の危険性があります。どういうときになるのかというと、体内に水分がないと同時に、体外に排泄したり放出したりする水分がないということでもあります。熱中症予防には水分摂取は不可欠。意識して摂取することが大切です。

車内の熱中症予防対策

車内の熱中症予防対策

車内熱中症や隠れ熱中症にならないためには、注意したほうがよいことを上げてみました。

  1. 水分補給
    一番大切なのが水分補給です。本来ならのどの渇きを感じる前に水分補給をするのが望ましいのですが、運転中のドライバーには難しい場合があります。ドライバーの場合、1時間から2時間おきに休憩を取り、100~200mlの水分をまとめて摂るようにしましょう。その際コーヒーや緑茶など利尿作用があるものを避け、ミネラルウォーターなどノンカフェイン飲料を摂ることをお薦めします。
  2. 休憩時には空気の入れ替え
    カーエアコンを稼働させていることで車内が乾燥していることを考慮し、休憩時に空気の入れ替えをしましょう。
  3. 輻射熱対策をする
    前席には透明な遮熱カーフィルム、後部座席にはカーテンなどを安全運転に支障をきたさないカー用品を駆使し、輻射熱をカットすることも有効な手段です。

残暑中も快適な車内空間を作るために

残暑中も快適な車内空間を作るために

残暑の中でも気が抜けない熱中症。

発症させないためには、素早く、車内を快適温度にする必要があります。

効果が高いといわれるのが、助手席のドアの窓だけを開け、ほかのドアの窓は閉じておき、運転席側のドアを団扇代わりにして開閉、車内の熱気を外に逃がしてから、カーエアコンのスイッチを入れ内気循環にセットする方法です。

カーエアコンを稼働させていても、熱中症のリスクがあるとはいえ、稼働させずに走行するのは命取り。

それこそ熱中症一直線です。

水分補給やエアコン乾燥に気を付けながら快適な走行を楽しみたいなら、カーエアコンの効き目が悪ければ台無しです。

臭いやホコリなどが気になる場合は、早めに対策をとりましょう。

臭いやホコリ対策に効果が高いのが洗浄です。
洗浄にはいろいろな方法がありますが、効果が高いのにリーズナブルな価格で喜ばれているのが、クリーンデバイス・テクノロジー株式会社が独自に開発し特許を取得した専用の機械を使って行うDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)です。

臭いの原因となるカビの温床になるエバポレーターを高圧の水流で洗浄していきますので、異臭がきれいに消えます。

エバポレーターの徹底洗浄で熱中症を予防しよう

エバポレーターの徹底洗浄で熱中症を予防しよう

熱中症は、最悪、命の危険さえある症状です。

軽症では立ち眩みや頭痛で済みますが、重症になってくるとけいれんや意識障害を起こし、車の安全走行にも支障をきたします。

その状態でカーエアコンから異臭がしたら、体調不良に拍車がかかりかねません。

カーエアコンは常に点検、整備を行い、きれいな状態にしておくことが大切です。