もし、突然カーエアコンが作動しなくなったらあなたはどうしますか。
冬ならコートを着るなどして対応もできますが、夏の猛暑ではそうもいきません。
熱中症の危険さえある夏のカーエアコンのトラブル。
乗り切る方法をご紹介していきます。
目次
カーエアコンが故障しているかの診断方法
カーエアコンの冷房と暖房ではシステムが全く異なります。
今回はまだまだ暑さが続く今の季節の冷房の故障についてです。
カーエアコンの冷房は、冷媒と呼ばれるエアコンガスを循環させることで冷たい風を作っていきます。
チェック1:コンプレッサー
エアコンガスを最初に装填するのがコンプレッサーです。
このコンプレッサーが動いているかどうかを確認します。
コンプレッサーはエンジンルームにありますので、ボンネットを開けて確認してください。
動いていればカーエアコンのシステム自体が動いていることになります。
問題は動いていない場合です。ガスの不足が一番に考えられる原因ですが、機械的なトラブルも考えられます。
もし、ガスの不足や機械的なトラブルの場合は素人には扱える装置ではありません。
ディーラーや整備工場にお願いすることをおすすめします。
チェック2:コンデンサー
コンデンサーは、コンプレッサーで高温高圧状態に圧縮されたエアコンガスを低温高圧の液状にする装置です。
エアコンガスの量が多かったり、コンデンサーへの走行風がうまくあたらないと冷たい風がでてきません。
コンデンサーを冷却するファンの故障などが考えられますので、プロによる点検が必要になります。
チェック3:エアコンガス
カーエアコンの冷房関連の不具合で一番多いのが冷媒であるエアコンガスに関連したものです。
エアコンガスが不足している、漏れているなど、少なくっていることで冷たい風が作られなくなります。
不足の原因として考えられるのは、自然減少もありますが、エアコンガスを送るパイプに亀裂が入るなどして漏れていることも挙げられます。
ただ少なくなっただけなら減少分を補充するだけで済みますが、亀裂が入っている場合は、亀裂部位の特定をしたのちに修理、補充をしなければならず、プロの手でなければ修理は無理です。
カーエアコンの修理費用はどれくらい?
カーエアコンの修理ための費用は部位によって異なります。
- コンプレッサー
ディーラーや整備工場などプロの手を必要としますので、それなりの費用がかかります。交換で5~10万円はかかると思ってください。
- コンデンサー
コンデンサーもコンプレッサー同様、プロの手が必要です。費用は3万円前後です。
- エアコンガス
不足が原因の場合は、補充だけですので3,000~5,000円の費用で済みます。亀裂などによる漏れが原因の場合は、故障箇所の修理が必要になりますので、2~5万円ほどになります。
エアコンの効きが悪いのは内部の汚れが原因の可能性も
カーエアコンの効き目が悪い原因でもう1つ考えられることがあります。
エアコンフィルターやエバポレーターの汚れです。
エアコンフィルターの汚れは洗浄か交換で対処
エアコンフィルターが汚れている場合、洗浄もしくは交換することで冷房の効き目が戻ります。
エアコンフィルターは取り外しができるので、自分で洗浄も交換も可能です。
近年はPM2.5や花粉、ウイルスなどにも対応可能な高性能タイプも販売されていますので、交換のタイミングでグレードアップするのも良いかもしれません。
快適な車内環境を維持したいのなら、半年に1度の交換をおすすめします。
エバポレーターの汚れは徹底洗浄で解決
エバポレーターは取り外すことができない装置です。
市販の洗浄スプレーも販売されていますが、洗浄して汚れた薬剤を洗い流すことができないため、新たなゴミやカビの温床になる危険性も否定できません。
それよりも確実で高い効果が得られることでおすすめなのが、クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA!洗浄 (ドクターバズーカ)です。
同社が独自に開発、特許を取得した高圧洗浄器を使って行う洗浄方法で、汚れを落とす薬剤も、汚れを含んだ薬剤を洗い流すのも高圧洗浄器を使って行いますので、満足のいく結果が出せます。
それでいて国産の普通車なら作業時間は約1時間、費用も2万5千円~とリーズナブル。
ぜひ、体験していただきたい方法です。
カーエアコンは快適なカーライフのパートナー
夏は高温多湿、秋は長雨、そして冬は寒さと、日本のカーエアコンは年間を通して大活躍。
頑張ってくれているのだから、時にはメンテナンスや洗浄でいたわってあげましょう。
それが長いお付き合いの秘訣です。