「フリードのエアコンが効かない…」という症状が現れたとき、どのように対処しますか?
カーエアコンが効かなくなる原因を知らなければ、カーショップや整備工場で点検を受ける方法しか思いつかないのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、フリードのエアコンが効かない場合に確認したい7つの箇所についてご紹介していきます。
目次
フリードのエアコンが効かずに困った場合の確認箇所
フリードのエアコンが効かないため困った場合は、次の7つの箇所を確認してみてください。
アイドリングストップ
まずはアイドリングストップ機能によって、エアコンが効かないようになっていないかを確認しましょう。
フリードではエアコンを使用しているときはアイドリングストップしないことがあると説明書に記載されているため[1]、アイドリングストップでエアコンが効かないことは少ないと考えられます。
しかしその他の車種ではアイドリングストップによりエアコンが効かなくなることもあるため、念のために確認しておきたいものです。
エアコンガス
続いて確認したいのは、エアコンガスの残量です。
エアコンガスはシステム内で冷媒の役割を果たしているため、エアコンガスが少なくなると冷気が作られなくなり、結果的にカーエアコンから生ぬるい風しか出てこなくなることがあります。
もしエアコンガスが不足しているなら、カーショップなどで補充してもらってください。
しかしエアコンガスは頻繁に補充が必要となるものではないため、不足しているならガス漏れが起きている可能性も考えられます。
補充とともにガス漏れの点検もしてもらえば安心です。
マグネットクラッチ
フリードでエアコンが効かない場合は、マグネットクラッチの点検も行うようにしてください。
マグネットクラッチに不具合が起こると、「最初は冷気が出ているのにだんだんと冷たい風が出なくなる」という症状が現れがちになります。
マグネットクラッチとはエンジンの動力をエアコンシステムにつなげ、コンプレッサーの動きを調整する部品のことです。
そのため不具合が起きるとコンプレッサーが動かなくなり、冷風が出なくなることがあります。
エバポレーター
フリードでエアコンが効かない場合、次に確認したいのがエバポレーターです。
エバポレーターとはエアコンシステムにおける熱交換器のことで、フィルターのように空気をろ過する役割も果たしているため汚れやすいという特徴があります。
そして汚れが蓄積すると、カーエアコンシステム内部で作られた冷風が汚れに邪魔され、車内に送られにくくなってしまうことに。
しかしエバポレーターは、エアコンフィルターのように簡単に交換できません。
汚れた場合は洗浄が必要となりますが、洗浄方法については『エバポレーターは洗浄した方がよい?どのように行うの?』で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてください。
コンプレッサー
続いての確認箇所はコンプレッサーです。
コンプレッサーとは、冷媒となるエアコンガスを高圧で圧縮して液体にするためのパーツ。
エアコンガスは液体から気体に変化するときの気化熱によりエバポレーターを冷やし、冷えたエバポレーター内を通ることにより冷風が作られる仕組みです。
そのためコンプレッサーに不具合が起きていると、エアコンガスが圧縮されず、エアコンガスが液体になれなくなります。
もしエアコンガスやマグネットクラッチ、エバポレーターに不具合がないなら、コンプレッサーで不具合が起きている可能性があるでしょう。
エアコンリレー
エアコンリレーの不具合は、フリードに限らず、エアコンが効かない原因としてよく見られるものです。
エアコンリレーとはマグネットクラッチを動かすためのものであるため、不具合が起こるとマグネットクラッチが動かなくなり、結果的にコンプレッサーも動かず冷風を作り出せなくなります。
特に4極型のエアコンリレーは壊れやすい傾向があるため、もし故障しているなら修理をしなければなりません。
完全に故障しておらず、エアコンリレーの場所がわかるという場合は、指で軽く弾くなどの衝撃を与えると一時的に動作する場合もあります。
エアコンフィルター
フリードのエアコンが効かないなら、エアコンフィルターもぜひ確認しておきたい箇所です。
エアコンフィルターは、エバポレーターとともに空気のろ過を行っている部品であるため、ホコリやチリ、花粉などの汚れが付着しやすくなっています。
エアコンフィルターは細かな網目状になっており、汚れが付着するとカーエアコンの冷風が通り抜けられなくなり、カーエアコンが効かないように感じられがちです。
エアコンフィルターは助手席のグローブボックスの奥に設置されているため、方法さえマスターすればご自身で交換することもできます。
故障の場合は修理・交換が必要な場合も
フリードのエアコンが効かないという症状が現れて、もし部品が故障していたなら、部品の修理や交換が必要となることもあります。
エアコンフィルターなら交換、エアコンガスなら補充、エバポレーターなら洗浄すればカーエアコンを使えるようになるでしょうが、故障の場合は部品を交換したり、直してもらったりしなければなりません。
当然のことながら修理費用も必要となるため、カーエアコンは日頃からメンテナンスをして、いい状態に保っておきたいものです。
フリードのエアコンが効かない!それなら7つのポイントをまずチェック!
「フリードのエアコンが効かない…」という症状が現れたら、まずは、今回ご紹介した7つのポイントをチェックするようにしてください。
いずれもカーエアコンが効かなくなる原因としてよくあるものであり、確認していく中で解決方法がみつかるはずです。
ただし部品の故障の場合は修理が必要ですし、エバポレーターの汚れは洗浄しなければ落とせません。
「空気の洗車屋さん」では、エバポレーターを約1時間でまるで新車のころのようにきれいに洗浄する「Dr.BAZOOKA!洗浄」というサービスを提供しています。
日頃からエバポレーターのメンテナンスをしておけば、フリードのカーエアコンが効かないという症状が現れることも少なくなりますし、もし効かなくなった場合でも考えられる原因がひとつ減るので、原因の特定がしやすくなるでしょう。
カーエアコンをいつでも快適に使いたい…。そう考えていらっしゃるなら、ぜひ「Dr.BAZOOKA!洗浄」でのメンテナンスをおすすめいたします。