快適なカーライフを手に入れるために欠かせないのがカーエアコンですが、車内の快適さを保ち、維持するために、いくつもの部品が取り付けられています。
その1つがエアコンフィルターです。
目次
カーエアコンのフィルターの交換タイミング
エアコンフィルターは、エアコン内部の空気の通り道に取り付けられており、取り入れた外気の中に紛れ込んでいるホコリや排気ガス、花粉、虫、落ち葉などの異物をシャットアウトして、車内に侵入させないようにする役割を担っています。
エアコンフィルターは汚れるのが運命
汚れや異物を含んだ外気から、車内の環境を守る砦でもあるエアコンフィルターは、汚れることが役割といえます。
ただし、汚れをそのままにしておくと、エアコンフィルター自体が目詰まりを起こし、風量が低下したり、異物によっては異臭や悪臭が発生したりします。
汚れた状態のままのエアコンフィルターを使い続けると、そこを通過した空気を吸い続けることになります。
異物の中にはカビやバクテリアも含まれますし、花粉やPM2.5なども含まれています。
結果、アレルギー性の疾患など、人体への健康被害を起こす危険性もあります。
エアコンフィルターは消耗品、半年に1度の交換を推奨
快適な車内空間と、ドライバーや同乗者の健康被害を回避するためには、汚れたエアコンフィルターを交換するしか解決策はありません。
そもそもエアコンフィルターは消耗品なのです。
問題は交換のタイミングですが、エアコンフィルターのパッケージやメーカーのホームページを見ると、1年に1回であるとか、走行距離が1万キロを超えたら交換とされていますが、果たしてそんなに使っていても大丈夫なのかという疑問が湧いてきます。
それでなくても近年は、空気中にいろいろ危険なものが混じり、漂っています。
例えば新型コロナウイルスや黄砂による砕けた花粉、PM2.5。それらがエアコンフィルターに付着し車内に侵入することにより、無意識にも吸い続けるとしたら怖いですよね。
そういった危険を回避するためにも、エアコンフィルターの交換は、半年に1度をお薦めします。
フィルターの値段はどれくらい?
エアコンフィルターはカー用品専門店などで市販されていますので、簡単に手に入れることができます。
愛車の型式をチェック
カー用品専門店でもネットでも手に入るエアコンフィルターですが、どんなものでも良いというわけではありません。
車種や型式によって選ぶものが違ってきますので、まずはご自分の愛車の型式をチェックしてください。
型式とは、車の年代やモデルなどを細かく分類した記号のことで、愛車のプロフィールのようなものです。
車検証に記載されていますのでチェックしてみてください。
型式がわかったらお店に行き、型式に合うエアコンフィルターを選んでください。
自分で選ぶのに不安があるときは、店員さんに相談してみると良いですよ。
高い効果があるものを選ぼう
エアコンフィルターは安いものなら千円代からありますが、はっきり言って高い性能は期待できません。
近年はウイルスや花粉にも対応するものが販売されていますので、お値段と相談しながら、できるだけ高性能のものを選ぶことをお薦めします。
例えば…世界有数の自動車部品メーカーであり、「信頼のボッシュ」と称せられているボッシュ製のエアコンフィルターであれば、ウイルスや花粉までブロックするプレミアムエアコンフィルターで4,000~5,000円代で手に入ります。
大手部品メーカーとして信頼されているデンソー製の高除塵PM2.5対策、抗菌・防カビ、抗ウイルス、脱臭効果が付与されたエアコンフィルターでも、3,000~4,000円代から販売されています。
安心と安全を手に入れるのに、けっして高額というわけではありませんので、検討してみる価値があると思いませんか。
フィルターの交換方法
エアコンフィルターを交換したほうが良いのはわかったけど、ディーラーや整備工場にその都度、車をもっていくのは面倒、なんて心配をしていませんか。
実は、エアコンフィルターの交換は自分でも可能です。
エアコンフィルターの交換の仕方
エアコンフィルターは車内のエアコンユニットの中、グローブボックスの裏に設置されています。
- グローブボックスを外す
グローブボックスのフタを開け、アジャスターを取り外します。アジャスターとはグローブボックスが落ちてこないようについているもので、引っかかっているところを引き抜けば簡単に外すことができます。
さらに左右にある爪を外し、グローブボックスが開くところまでゆっくり開きます。 - フィルターカバーを外す
グローブボックスを外すと、その奥にカバーが見えてきます。カバーの先にエアコンフィルターが入っていますので、カバーを止めてある爪を外し、カバーを取り出します。 - エアコンフィルターを交換する
エアコンフィルターを手前に引き出し、新しいものに交換します。エアコンフィルターは上下で決まった向きがありますから、取り扱い説明書で確認しながら行ってください。 - フィルターカバーを元に戻す
- グローブボックスを元に戻す
エアコンフィルターの交換は、グローブボックスさえ外すことができればあとは簡単です。
グローブボックスを外すのに慣れるまで大変かもしれませんが、快適な車内空間と健康被害を回避するためにチャレンジしてみましょう。
快適な車内空間のためのもうひと押し
エアコンフィルターを交換することで、快適な車内空間確保に1歩近づけましたが、正直言えば、まだ不十分です。
カーエアコン最大のカビの温床といってもいい、エバポレーターの汚れが残っています。
エバポレーターはエアコンフィルターと違い自分で取り外すことはできません。
完全にきれいするためにはプロの手が必要です。お薦めはクリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)。
同社が開発し特許を取得した高圧洗浄器を使って行う画期的な洗浄方法で、カビだけでなく汚れもホコリも一網打尽にしてくれます。
ぜひ、検討してみてください。