一見きれいに見えますが、意外と汚れているのが車内です。
というのも、食べかすやゴミなど自分が原因のものは気づきますが、ドアを開け閉めした際に入り込んだホコリやゴミ、隙間から入り込んだチリ、靴の裏にこびりついている泥汚れなど、気づかないうちに侵入してしまいます。
そんな汚れを放置しておくと大変なことになるんです。
目次
車内の汚れを放置するのは厳禁
車内の汚れは意識的に汚してしまったものと、無意識のうちに汚れてしまっているものに大別されます。
問題なのは、無意識のうちに汚れてしまっているものを放置することです。
その代表がフロアマットと座席シートです。
フロアマットの汚れ
車に乗るたびに目にしているのに、汚れていることに気づかないことが多いのがフロアマットです。
靴底に付着している泥汚れをこすりつけていたり、雨の日には雨水や雨のしずくがつきますし、靴底の泥も湿っています。
また、気づかないうちに車内で食べたお菓子やパンなどのくずが落ちている可能性があります。
こういった汚れをそのまま放置しておくとウイルスや雑菌が繁殖する原因となり、悪臭につながっていきます。
座席シートの汚れ
座席シートも無意識汚れが多いものです。
例えばお菓子などの食べ物。落としたと意識のあるものは拾うでしょうが、知らないうちに落としてしまったものは放置しがちです。
また夏場などは汗をかいたまま座ってシートベルトをしめると、汗が染みになって残ることがあります。
さらに後部座席に設置したチャイルドシートにお子さんを乗せたとき、前の席の背もたれに靴跡がたくさんついていたという経験はありませんか?
座席シートのこういった汚れも、放置することでウイルスや雑菌が繁殖する原因になり、結果、悪臭を蔓延させることにつながります。
車内の汚れを防止するポイント
車内をきれいに保つためには簡単で、汚さなければ良いのですが、日常的に使っている車の車内を汚さないように使うなど、正直不可能です。
であれば次にとる対策は、こまめに掃除をすること、これに尽きます。
車内の掃除をする際のポイント
ポイントは目に見えにくい場所、気づきにくい場所を念入りに掃除することです。
- カーエアコンの吹き出し口…汚れが付着しています。
- シートの隙間やシート下…ゴミやホコリが溜まりやすい場所です。
- フロアマット…フロアマットは外に出してホコリやゴミを払い落とすことが必要です。
順序も大切
車内全体を掃除する際には、フロアマットなど外に出して掃除できるものを外すことから始めます。
あとは家の掃除と一緒で、上から下へが基本で、まずホコリをハタキなどで取り除いたあと掃除機をかけ、拭き掃除に取り掛かります。
拭き掃除は家庭用の台所洗剤を使うと良いです。
拭き掃除の後は、しっかり水拭きすることも大切です。洗剤成分が残っていると新たな悪臭の原因になりかねません。
車内の汚れ防止に活躍するグッズをご紹介
車の掃除は大仕事。時間も体力も使います。
その労力を軽減できる汚れ防止グッズがあります。
防水マット
雨の日のお出かけや飲み物をこぼしたとき、また車内に溜まりやすい泥や砂などを防止できるのが防水マットです。
ゴム製でバケット型なら泥や雨水、飲料水などをしっかりキャッチしてくれますし、洗うだけでOKなのでメンテナンスもラクチンです。
安価なものなら1,000円台からあります。
シートカバー
簡単に取り付けられて、飲料水の汚れも砂やホコリなどもカードしてくれるのがシートカバーです。
車種によってシートの形状が違うので、購入する際はしっかりチェックしてからフィットするものを選ぶようにしましょう。
また、素材は防水性のファブリックのものを選ぶと丸洗いできて、汚れ対策になります。
お値段は安いものだと2,000円台からあります。
キックガード
お子さんの車汚し対策に最適なのが、キックガードです。
運転席のヘッドレストに装着するもので、チャイルドシートに座ったお子さんが運転席を蹴っても汚れません。
マジックベルトになっているものもあり、ヘッドレストが取り外せなくても大丈夫なタイプもあります。
100均でも手に入りますが、性能面を重視したい場合は1,000円台からあるので検討しましょう。
液体保護スプレー
装着する手間が面倒だけど、車内で飲み物は飲みたいという方に向いているのが、液体保護スプレーです。水や油を弾く防水スプレーで、重ね塗りすることで防水性がアップするといわれています。
2,000円台で購入できるのですが、レザーや合皮のシートに使えない場合もあるので注意が必要です。
車内用掃除機
今まで家庭用の掃除機で代用していたけれど、実は不便を感じていたという方にお薦めしたいのが車内用の掃除機です。
機能的にも充実しているものが多く、安価なものなら2,000円台からあります。
車内で使う掃除機は、コンパクトで軽量、吸引力が高いこと、付属品のノズルの有無、コードはコンパクトカーならコードレスタイプ、7人乗りクラス以上なら3m以上のコードがあるタイプがお薦めです。
家庭用に比べて小型にできているのが車内用掃除機の特徴ですから、持ち運びにも便利。お出かけ先で汚しても、直ぐに掃除できるのが最大のメリットです。
定期的に掃除が快適なカーライフにつながります
ゴミが出たらすぐに捨てる。汚れたらすぐに掃除する。そうずれば車内をきれいに保つことは簡単です。
とはいえ、毎日、掃除するのは大変。定期的な掃除を習慣づけることで、快適なカーライフが手に入ります。
ぜひ、チェレンジしてみてください。