暑い時期でも雪の降る季節でも、車内を快適にしてくれるカーエアコン。
そんなカーエアコンが故障した場合、コンプレッサーの修理が必要となることがあります。
この記事では、カーエアコンが効かない場合のコンプレッサー動作確認方法や、動作確認後の対応方法について解説。
コンプレッサーの修理にかかる費用の目安もご紹介しますので、カーエアコンが効かず修理を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
これは修理が必要?コンプレッサーの動作確認方法
カーエアコンが効かない場合、修理が必要か判断するためにコンプレッサーの動作確認方法を把握しておきましょう。
コンプレッサーの動作確認は次のように行います。
- 車のエンジンを切る
- エアコンをオフにしてエンジンをかける
- エアコンのスイッチを入れる
- カチッという作動音がするか確認する
作動音ではわかりにくい場合、エンジンルームを開けたうえで1~3を行い、コンプレッサープーリーの中央部分が回転しているか確認する方法もあります。
コンプレッサープーリーとは、コンプレッサーについている滑車のことです。
いずれかの方法でコンプレッサーの動作確認を行い、作動していないようであれば修理が必要となる可能性が高いと判断できるでしょう。
ただし、コンプレッサーが動いていても修理が必要となる場合もあります。
コンプレッサーの動作状況による修理などの対応方法
それでは、コンプレッサーが作動する場合しない場合で、それぞれの対応方法を解説していきます。
コンプレッサーが作動する場合
カーエアコンが効かなくてもコンプレッサーが作動している場合は、ガスに異常がないかを確認しましょう。
コンプレッサーが作動しているにも関わらずカーエアコンが効かない原因として、ガス圧やガス量の異常が考えられるためです。
「サイトグラス」と呼ばれるガスの流れが確認できる窓がついている車であれば、ガスの残量を確認できます。
コンプレッサーが作動しているときにサイトグラスを覗き、泡が白く濁っているようであればガスを補ってください。
見える泡が透明で浮いてくるようであれば、ガス詰まりだと考えられるため詰まりを解消する必要があります。
ガス不足であればガスを補うだけで改善されますが、ガス詰まりであれば修理が必要です。
また、反対にガスが多すぎて不具合が起きることもあるので、まずはサイトグラスでガスの残量をチェックしてみてください。
コンプレッサーが作動しない場合
コンプレッサーが作動していない場合、まずはガス圧を確認してからガスの補充を行い、それでもカーエアコンが効かない場合は修理や交換が必要です。
コンプレッサーが作動しないことはガス不足だと考えられますが、ガスが十分であるにもかかわらず作動しないようなら、コンプレッサー内部や各部品の接続部、電動ファンの故障などに問題がある可能性があります。
もし車に詳しくなくご自身での判断が難しいようであれば、カーショップや整備工場にチェックを依頼し、コンプレッサーの修理をしてもらうことをおすすめします。
コンプレッサーの修理にかかる費用目安
コンプレッサーの修理にかかる費用の目安は、交換であれば工賃込みで9万円ほどです。
内訳はコンプレッサーが7万円、工賃が2万円となります。
もちろん、コンプレッサー交換の価格は修理を行う整備向上やカーショップにより異なり、5万円ほどで行ってくれるところもあるでしょう。
しかし、カーエアコンが効かない場合のコンプレッサー交換は車の修理の中でも高額であり、5~9万円ほどかかるのが一般的です。
カーエアコンの修理はコンプレッサーの動作確認をしてから
カーエアコンが効かない場合、修理が必要かどうかはコンプレッサーの動作確認によりある程度判断できます。
もしコンプレッサーが作動していればガス量やガス圧に問題がある可能性が高いでしょうが、作動していないならコンプレッサーの交換が必要となる可能性も。
コンプレッサーの交換は車の修理の中でも高額で、費用の目安は一般的に9万円ほどとされています。
ただし、カーエアコンが全く効かないのではなく風が非常に弱いという症状であれば、エバポレーターという熱交換器にホコリが詰まっているだけかもしれません。
もしゴミやホコリが詰まっていてカーエアコンの風が弱まっているなら、高額なコンプレッサーの修理を行う必要はありません。
「空気の洗車屋さん」のエアコン洗浄でゴミやホコリをキレイにすれば、エアコンの風が正常に出るようになることもあるので一度ご相談ください。