車にかなり詳しい人でなければ、中古車を購入するときに「この車は大丈夫かな?」と不安に思ってしまうのではないでしょうか。
今回の記事では、車に詳しくない方でも確認できる「中古車選びのチェックポイント10選」をご紹介します。
中古車選びで失敗しないためには、必ずご紹介する10のポイントを確認してから購入を決断してください。
目次
中古車購入前のチェックポイント10選
それではさっそく、中古車を購入する前に必ず確認したいチェックポイントを10個ご紹介していきます。
年式・走行距離
年式・走行距離は中古車を購入する際に多くの方が意識するチェックポイントですが、いずれも車の性能をはかるための指標となります。
年式が新しければ燃費性能が高かったり、故障のリスクが低かったりするでしょう。
また走行距離は中古車の価格やコンディションにも影響を与えるポイントです。
ただし年式が新しく走行距離が短くても、メンテナンスがしっかりとされていないコンディションの悪い中古車もあるので、その他のチェックポイントもしっかりと確認するようにしてください。
ボディの傷やへこみ
ボディに傷やへこみがないか確認することも大切です。
傷やへこみがある場合、購入後に修理費用が必要となり、余分なコストがかかってしまいます。
ドアやボンネット部分は一目でわかりますが、ボディの下のサビや傷には気づきにくいもの。
小さな傷がついている可能性もあるので、中古車を購入する際には見えにくいところまでチェックしましょう。
タイヤの劣化
意外と見落としがちなタイヤの劣化も、中古車を購入するうえでは重要なチェックポイントです。
タイヤは消耗品なので、ゴムが摩耗していないか、タイヤ側面のサイドウォールは良い状態かなど、消耗具合を確認することを忘れないでください。
車内の汚れや臭い
車内の汚れや臭いも中古車購入の際のチェックポイントのひとつ。
喫煙車であった場合にはタバコの臭いが気になることもありますし、カーエアコンからムッとするような嫌な臭いが発生することもあるでしょう。
シートなど内装の汚れがある場合もあるので、細かな部分までチェックしてください。
特にカーエアコン内部はカビが発生しやすい環境なので、カビ臭い嫌な臭いが感じられることも…。
もし気に入った中古車のカーエアコンから嫌な臭いがする場合は、『車内の嫌な臭いの原因とは?おすすめの消臭方法をご紹介します』で対処方法を詳しく解説しているので、こちらを参考にしてください。
各種動作
車は実用品なので、各種動作が正常かどうか確認することも大切です。
たとえばエンジン・ドアの開閉・カーエアコン・ライトなど。車に乗るために必要な部分にトラブルがないか入念にチェックしましょう。
中古車の試乗をせずに購入を決める人もいますが、各種動作を確認するためには必ずエンジンをかけ、試乗をしてから購入を判断することをおすすめします。
搭載オプションの有無
走行に絶対に必要でない部分ではありますが、搭載オプションの有無を確認することはドライビングの快適性につながるポイントです。
新車ではオプションを後付けすることもできますが、中古車ではすでに販売終了されていて後付けできないこともあります。
購入後に後悔しないために必要な搭載オプションが揃っているか、事前にチェックして、もし搭載されていなければ事前に販売店へと確認しましょう。
取扱説明書や記録簿の有無
中古車購入の際には取扱説明書や記録簿がついているかどうかもチェックしたい項目です。
取扱説明書と記録簿は、車の前のオーナーのメンテナンス状況がわかる貴重な資料となります。
取扱説明書や記録簿を見れば、定期メンテナンスがしっかりと行われていたかどうかわかります。
なくても車の走行には支障がありませんが、中古車の状態を知るための手がかりとなるものなのであるに越したことはありません。
過去の事故歴・修復歴
中古車購入の際のチェックポイントとして、必ず確認しておきたいのが事故歴と修復歴。
修復されたとは言え、事故歴や修復歴がある中古車はなるべく避けるべきです。
購入のときに何のトラブルもなくても、購入後に何らかの不具合が起こる可能性が高いので、できる限り事故歴や修復歴がない車を選ぶのが中古車選びの基本と言えます。
車検までの期間
購入コストの面でチェックしておきたいのが車検までの期間です。
車検が迫っている中古車であれば、車を購入する費用のほかに車検費用が必要となります。
もし車検が切れている中古車であれば、車両本体価格に加えて車検費用がかかってしまうのです。
中古車を選ぶなら車検までの期間が長い車の方がおすすめ。
トータルコストをなるべく抑えたいなら、車検がいつまで残っているかしっかりと確認してから中古車選びをしましょう。
ボンネット内の汚れ
中古車選びのチェックポイントとして最後にご紹介するのは、ボンネット内が汚れていないかどうかです。
ボンネットを開けてみて、オイルの汚れが目立つ車は避けたほうが無難でしょう。
ボンネット内の汚れが目立つということは、長期間に渡り整備や点検を受けていないと考えられます。
ボンネットの中について詳しくわからないという方でも、汚れているかどうかを確認するだけであれば簡単なので、契約の前にぜひボンネットを開けてみてください。
中古車選びのチェックポイントを押さえて長く乗れる車を選ぼう
中古車は新車とは違い、前のオーナーの扱い方によりコンディションが良くないケースもあります。
中古車を選ぶ際には外装や内装の汚れ・傷だけでなく、車内の臭いや各種動作のチェック、走行距離、年式など、車の状態をはかれるポイントを細かくチェックすることが必要です。
またコストを抑えるためには、車検までの期間が長い車を選ぶのがおすすめ。
中古車は前のオーナーにより見えない部分に不具合がある可能性もあるので、新車を選ぶときよりもさらに慎重に、細かく部分まで確認して納得の行く車を購入しましょう。