コロナ禍の影響で大きく売り上げを伸ばしているカー用品があるのをご存じですか。
ヒントは、ウイルスは空気中を漂っていること。もうおわかりですね。
売り上げが急上昇しているのは、空気清浄機なんです。
目次
車のコロナ対策の空気清浄機にはどんなものがある?
新型コロナウイルスの感染者が国内で報告される前と後では、前年比1.5倍から3倍になったともいわれているのが空気清浄機です。
空気清浄機が有効な理由
車の場合、乗降車のときに開けたドアや窓、また、カーエアコンから導入した外気からもホコリや塵、菌などが侵入。
シートやマットに滞留したり、車内を浮遊します。
カーエアコンをつけていれば、ホコリや塵などの大きな物質はエアコンフィルターがキャッチしてくれますが、ウイルスや花粉、PM2.5などの微粒子は、使用するエアコンフィルターによってはすり抜けてしまうこともあります。
そこで注目されているのが、車載用の空気清浄機です。
空気清浄機は、空気中に漂っている塵やホコリ、花粉、ハウスダストなどを除去するための機械で、コロナ禍でウイルスの感染が心配されている現状ではベストな選択といえます。
車載用空気清浄機を選ぶときのポイント
車載用の空気清浄機は、種類も形状も多彩。
用途や目的、車内の広さなどに合わせて選ぶことが大切です。
- 分類
車載用の空気清浄機は大きく分けて「イオン発生型」と「フィルター型」に分類されます。【イオン発生型】
イオンの力で車内に染み付いた臭いを分解除去します。さらに空気中に浮遊しているホコリやウイルスを帯電させ、床に落とすため新型コロナウイルス対策としても期待できます。【フィルター型】
フィルター型は家庭用の空気清浄機と同じフィルターでホコリなどをキャッチする方式で、花粉やPM2.5、ウイルスなどの有害物質はもちろん排気ガスなど空気の汚れ全般に効果が期待できます。 - 形状
イオン発生型の人気機種は、缶ほどの大きさのドリンクホルダータイプ、スマートフォンくらいの大きさのカーエアコン取付タイプ、シガーソケットに差し込むだけのシガーソケットタイプなどが人気です。小型ですがパワフルなものが多く、目的や置き場所を考えて選ぶことができます。
フィルター型は、フィルターを内蔵しているため本体がイオン発生型に比べて大きいのが特徴です。アームレストやヘッドレスト背面に装着するか床に置くことになります。 - 注目は加湿機能付き
新型コロナウイルスの影響で、車載用の空気清浄機の機能にも変化がもとめられています。注目されている機能は「加湿」です。インフルエンザなど風邪の菌の場合ですが、菌が苦手としているのが、湿度50~60%、温度20℃の環境になります。これを考慮し、車内の空気をきれいにすると同時に加湿機能のあるタイプが売り上げを伸ばしているそうです。
エアコンフィルターの定期チェックも大切
車内環境を改善し良好にするには、空気清浄機も有効ですが、空気清浄機はあくまでサポートなので、もともと車に搭載されている機能での改善を目指すことが必要です。
それがカーエアコンです。
カーエアコンのフィルターに注目
車内環境を大きく左右するカーエアコン。その要となっているのがエアコンフィルターです。
エアコンフィルターは、車外から取り込んだ空気の中に紛れ込んでいる砂やホコリ、虫、花粉などの異物をキャッチ、シャットアウトしてくれる装置です。
外敵以外にも車内に充満しているタバコの臭いやヤニ、ペット臭、車内で飲み食いした飲食物の臭いなども取り除いてくれます。
エアコンフィルターは、車内環境を悪化させる異物への砦なのです。
エアコンフィルターのメンテンナンスが必要な理由
車内外から持ち込まれる異物をキャッチし続けるため、エアコンフィルターは常に汚れにさらされています。
汚れたまま使っていると、カーエアコンの性能が落ち、冷たい風が出てこなくなったり、最悪の場合、カーエアコン自体を劣化させる危険性があります。
最悪の事態を未然に防止するためにカーエアコンのフィルターは、定期的にチェックし、メンテナンスを行うことが必要なのです。
メンテナンスの方法は洗浄、もしくは交換です。
万全を期すなら半年に一度、梅雨前と風邪が流行る前の年2回の交換をお薦めします。
最近はPM2.5も防止できる高機能タイプも販売されていますので、新型コロナウイルス対策にもなります。
キレイな車内空間を作るならカーエアコン洗浄
エアコンフィルターのメンテナンスも大切ですが、カーエアコンによる車内環境を万全にしたいなら、忘れていけないのがカーエアコンの心臓部ともいえるエバポレーターのメンテナンスです。
エバポレーターはカビの温床
熱交換機と呼ばれているエバポレーターは、冷媒であるエアコンガスを気化させ冷たい風を作る装置ですので常に高温多湿状態にあります。
そのためカビなどが発生しやすく、放っておくと最悪の場合、大量発生したカビによって異臭を車内にまき散らしてしまいます。
解決策は徹底洗浄
カビの繁殖したエバポレーターをきれいにするには、洗浄、それもカビを根こそぎ退治できる徹底的な洗浄しかありません。
最近はエバポレーター専用の洗浄スプレーも販売されていますが、エバポレーターは運転席の足元という奥まった場所にあるうえに、複雑な構造をしています。
市販にスプレー洗浄剤では威力の面で心配がありますし、散布した薬剤を洗い流すことができないので新たなカビの温床になる危険性もあります。
ディーラーや整備工場に持ち込めば分解洗浄をしてくれますが、1週間以上の時間と10万円を超す高額な費用がかかります。
国産の普通車なら作業時間は1時間ほど、費用も2万5千円~とリーズナブルな方法があります。
クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)です。
同社が独自に開発し特許を取得している器具を使った高圧洗浄方法で、分解洗浄と同等の高い効果をもたらしてくれます。
新型コロナウイルス対策は車内環境を整備することが重要
新型コロナウイルスは、飛沫感染と接触感染を防止することが重要だといわれています。
そのためには車内の除菌も大切ですが、ウイルス自体を持ち込まないようにすることも重要です。
カーエアコンの徹底洗浄はその第一歩になるはずです。