緊急事態宣言が解除された自治体が増えたとはいえ、いまだ安心とは言えない新型コロナウイルス。
飛沫でも接触でも感染する可能性があることは広く知られていますし、そのために対策している方も多いと思います。
ですが、見えている、触れられる場所だけ対策をしても不十分だということに気づいていますか。
実は見えざる脅威になっているなっているものこそ、カーエアコンなのです。
目次
カーエアコンのコロナウイルス対策にはどんな方法がある?
なぜカーエアコンが見えざる脅威になっているのかご存じでしょうか。
それはカーエアコンが「空調装置」だから。見える部分にも見えざる部分にも対策が必要な場所なのです。
見える部分の対策
見える部分の対策として効果が期待できるのは、除菌です。
吹き出し口やコントロールパネル、ボタンなど実際に手に触れる部分からは接触感染の恐れがありますから、アルコールで除菌することをお薦めします。
見えざる部分の対策
カーエアコンは、一般家庭のエアコンでいう室外機にあたるものがエンジンルームに、そして室内機にあたる部分が車内の前席の足元に隠されています。
その中でも対策が必要なのが、エアコンフィルターとエバポレーターです。
エアコンフィルターはカーエアコンにとってはマスクのようなもので、侵入しようとする異物をシャットアウトします。
マスクですから使っていれば汚れますが、洗うことも交換することも可能です。
このエアコンフィルターの洗浄や交換の目安は、半年に1度を推奨しています。
さらに近年ではウイルス対策にもなる高性能のものも販売されていますので、この機会に検討してみるのもよいかもしれません。
エバポレーターは熱交換器という性質上、内部は高温多湿状態になるため、カビやウイルスの温床になりやすい装置。
新型コロナウイルス対策で一番注意をしなければならない装置かもしれませんが、方法としては洗浄しかありません。
ウイルス対策にはエアコン内部の徹底洗浄が重要
カーエアコン内部の新型コロナウイルス対策として有効なのが、洗浄、それも徹底洗浄が有効な理由はなぜだと思いますか。
安易な方法は二次被害の原因になりかねない
カーエアコンのスイッチを入れたとき、異臭がする場合があります。
これはエアコンフィルターやエバポレーターに汚れが溜まっているときに起きることが多い現象です。
一番手っ取り早い解決策は、消臭剤や芳香剤を使うことです。
もう少し手をかけてもよいのであれば、カー用品専門店などで販売しているスプレータイプのクリーナーもあります。
ただし覚えておいていただきたいのは、消臭剤もスプレータイプの洗浄剤も、一時しのぎでしかないということ。
それどころか内部に残った薬剤などが、新たな異臭やトラブルの原因にさえなりかねません。
根本的な解決を望むなら徹底洗浄がお薦め
ウイルスは肉眼で見ることはできないので、カーエアコン内部のエアコンフィルターやエバポレーターに侵入したとしても、すぐに確認することはできません。
しかも厄介なことに、ウイルスは生命力が強いのです。
地球の歴史は、人間と進化や変化を続けるウイルスの戦いの歴史だったという方がいますが、新型コロナウイルスもヨーロッパに流れたものとアメリカに流れたものでは、すでにタイプが違っているともいわれています。
だからこそ根本から徹底洗浄するのがなにより一番の安全策だといえるのです。
カーエアコンの洗浄方法
カーエアコンの洗浄方法には2つの選択肢があります。分解洗浄と高圧洗浄です。
分解洗浄
ディーラーや整備工場などで行っているのが分解洗浄です。
カーエアコンの室内機にあたる車内部分を分解したのち、洗浄し、きれいにしたものを再度組み立てる方法です。
分解、洗浄、組み立てという工程を経るため、1週間以上の日数に加えて10万円以上の費用が掛かることも珍しくありません。
効果は高いのですがコストパフォーマンス的な問題もあります。
高圧洗浄
高圧洗浄は、世界でただ1社、クリーンデバイス・テクノロジー株式会社が行っているDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)という方法です。
同社が独自に開発した器具を使って、運転席の足元に隠れているエバポレーターを薬剤で洗浄していきます。
薬剤自体も高圧で噴霧するのですが、その後、やはり高圧で噴霧される水で洗い流していきますので、使った薬剤による二次被害の心配もありません。
国産の普通車の場合、作業時間は1時間ほどで費用も2万5千円~とリーズナブルです。
業者による徹底洗浄が安心
クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA洗浄(ドクターバズーカ)が優れている理由は、新型コロナウイルス対策としてだけではありません。
たばこのヤニ、ほこり、ごみ、虫、ダニ、雑菌、カビ、花粉、PM2.5など、エバポレーターは常に汚れの危険にさらされています。
しかも汚れていることに気づかず放置したままにしておけば、異臭や繁殖したカビの胞子が車内にまき散らされ、アレルギーなどの疾患を起こしかねません。そういった人体に害のあるものも同時に駆逐できるのです。
快適なカーライフのために
新型コロナウイルスの収束の目途がたっていない現状(2020年5月末現在)では、少しでも快適なカーライフを維持するためには、自己防衛力を高めるしかありません。
どうせ行うのなら1つでも多くの効果が期待でき、値段も安くて時間もかからないほうが良いですよね。
方法論は1つではありませんが、効果が高いのは徹底洗浄ですので、この機会にぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。