今は搭載されているのが当たり前のカーエアコンですが、上手に使いこなせていますか。
スイッチが多すぎて、どれを押したらいいのかわからない、なんてことはありませんか。
今回は、今さら聞けないカーエアコンのスイッチ別の用途をご紹介します。
カーエアコンのスイッチをご紹介
カーエアコンのスイッチは、約11個から成り立っているものが大半です。
配列は車種や機種によって異なりますが、カーエアコン自体、冷媒と呼ばれるエアコンガスを使って冷風を送り出す冷房と、エンジンの熱を利用した暖房の2種類の機能があるため、それに対応したスイッチが配備されています。
以下、その11個のスイッチをご紹介します。
- ON・OFFスイッチ
オートエアコンのONとOFFの切り替えを行うスイッチです。 - 温度調整スイッチ
18℃~32℃まで、設定温度を調整できるスイッチ。 - 風量調整スイッチ
風量の切り替えを行うためのスイッチ。機種によってレベルの調整方法は異なる場合がありますので、ご自分のカーエアコンを確認してください。 - リヤデフォッガースイッチ
バックドアガラスのくもりをとるためにスイッチ。 - HEATスイッチ
暖房機能のONとOFFの切り替えに使います。 - MODEスイッチ
正面や足元にある送風口の切り替えに使うスイッチです。 - AUTOスイッチ
カーエアコンを自動制御するためのスイッチです。冷房や暖房の切り替えのほか、送風口、風量、内気循環、外気導入を切り替え自動調節で行い、設定した温度に保ってくれるスイッチです。AUTOスイッチをONにしておくと、1年を通しいつも快適温度の車内環境を維持できます。 - 内外気切り替えスイッチ
早く冷やしたい、早く温めたいときに使う、車内の空気を循環させるシステムである内気循環と、外の空気を取り入れ車内の空気と入れ替えたいときに使う外気導入とを切り替えるためのスイッチです。 - デフロスタースイッチ
フロントガラスのくもりを取り除いてくれるスイッチです。多くの車種で自動的に設定されるようになっていますが、ダイヤル式のものもありますので、その場合はこまめに操作をする必要があります。 - A/Cスイッチ
冷房、除湿機能のON、OFFを切り替えるスイッチです。
A/Cとは、Air Conditioner(エアコンディショナ)の頭文字を取った言葉で、日本ではエアコンと一般的に呼ばれています。カーエアコンの場合は、A/CボタンをONにすることでコンプレッサーが作動。冷媒であるエアコンガスが循環し、冷風を作りだします。A/Cスイッチがないと冷房として作動しない大切なスイッチです。 - タイマー/リモートスイッチ
設定しているときは、乗車中に点灯します。
カーエアコンのスイッチの上手な使い方
カーエアコンを季節が変わっても簡単に使いたいなら、温度設定をするだけのAUTOスイッチをONにしておけばよいのですが、四季だけでなく梅雨や秋の長雨など湿気、寒い時の結露など、車を取り巻く日本の環境は決して良好とは言えません。
そんなときに合わせ技で乗り切る方法があります。
フロントガラスのくもりをとりたいときのスイッチの合わせ技
交通事故に直結しかねないフロントガラスのくもり。雨や外気と車内の温度差が大きいときなど、くもり止めを噴射するなど、くもらないように気を配る方も多いと思います。
でも自分で手をかけなくても、カーエアコンのスイッチの合わせ技で防止することができるんです。
フロンガラスのくもり防止にデフロスタースイッチを使っている方も多いと思いますが、効果が今一歩感じられない、くもりがなくならない、と感じていませんか。
そんなときはA/Cスイッチと合わせて使うことをおススメします。
例えば冬に暖房で暖められた車内と外気温の差が激しいとき、外気にさらされている窓で冷やされた空気中の水分が水滴となって結露が発生します。
こんなときに除湿効果のあるA/CスイッチをONにするとくもりがとれます。
加えてMODEスイッチを使い、風向をくもっているガラス部分に向け、内外気スイッチをONにし、外気導入することで、フロントガラスなどの窓ガラスがくもりにくくなります。
冬にフロントガラスがくもったら、デフロスタースイッチと一緒にA/CスイッチもON、と覚えておいてください。
カーエアコンのスイッチを駆使して快適走行を!
熱い夏、寒い冬、大雨と四季のある日本は、一年を通してカーエアコンが大活躍する国です。
言いかえればカーエアコンは、ゴミやホコリ、カビなどで、一年中汚れにさらされる危険性があるということです。
汚れを放置したまますると身体への悪影響も懸念されます。
特に汚れが心配になるのが、カビの温床になる可能性が高いエバポレーターです。
冷房や除湿には欠かせないシステムですので、特許を取得している高圧洗浄、「Dr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)」などプロの手を借りて徹底的にきれいにしておくことが、快適なカーライフにつながります。