真夏の炎天下に駐車していた車は、ダッシュボードで目玉焼きができるほど高温になるといわれています。
命の危険さえある車内の高温化。どうしたら涼しくなるのか、快適な車内環境にするための方法をみていきましょう。
夏の車内が暑くならないようにする対策
大半の車は鋼鉄を薄い板状にした鋼板というもので車体が作られています。
走行中は大丈夫なのですが、問題は駐車中です。
停めていても熱がこもらない方法
駐車中に車内に熱がこもらないようにするため、以下のように対応しましょう。
1.サンシェードを設置する
定番ですが、サンシェードをフロントガラスやリアガラスにセットしておくだけで、車内の温度上昇はかなり防ぐことができます。これに窓ガラス用のサンシェードを加えるとさらに効果的です。
2.窓ガラスを少し開けておく
すべての窓を3㎝ほど開けておくと、空気の通り道になり熱気がこもりにくくなります。あるテストでは、閉め切った車内では車内温度は53度まで上昇したそうですが、窓を3㎝ほど開けておくだけで45度まで下がったそうです。
簡単で確実な方法ですが、防犯上の問題もありますので安全が確保できる場所でのみ行うようにしてください。
3.断熱フィルムを貼る
紫外線や赤外線をカットする断熱フィルムを貼るのも効果があります。最近はスモークタイプだけでなく透明タイプもありますので、フロントガラスにも貼ることが可能。また、断熱フィルムを貼ると走行中のカーエアコンの効率がアップすることもわかっています。
4.ソーラー扇風機で空気を循環させる
家庭ではエアコンと扇風機の合わせ技で涼しさを効率化させることが一般的ですが、車載用のソーラー扇風機を使えば、同じことを車内でも行うことができます。電源不要のタイプなので、停車時に熱気がこもるのを防ぐことにも役に立ちます。
暑くなった車内を涼しくする方法
炎天下に停めておくと、サウナを通りこして灼熱地獄にも感じる車内の温度を効率よく下げるための方法をみていきましょう。
1.ドアを開放する
古典的ですが確実な方法です。早く温度を下げるには、片側を窓を10~15㎝ほど開け、反対側のドアをパタパタと開閉する方法です。こうすれば短時間で車内温度を下げることができます。熱気を追い出した後にカーエアコンを入れます。
2.エンジンスターターを使う
エンジンスターターは、離れた場所からエンジンを始動させカーエアコンの操作できるカー用品です。乗車の10分くらい前になったらエンジンを始動させると、乗るときに快適な状態になっています。
3.カーエアコンを使う
車内温度を下げるための現代の定番、それはカーエアコンでしょう。
方法は・・・
➀外気導入モードにしてカーエアコンを始動する
➁外気導入モードにしたまま、1分ほど窓を開けた状態にしておく
➂車内の熱気が逃げたら、窓を閉めて内気循環モードに切り替える
ただしカーエアコンを使って温度対策をする場合、車内環境にも配慮することが大切です。
エバポーターがカビなどで汚れたままの状態で使用すると、健康被害を起こす危険性があります。
そうならないために徹底洗浄を行い、きれいな状態で作動せることが大切です。
おすすめの方法は、クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)です。
同社が独自に開発、特許を取得した高圧洗浄器を使いますので高い洗浄効果が期待できます。
それでいて国産の普通車なら作業時間は約1時間、費用も2万5千円~とお手頃価格です。
夏の車の暑さ対策でおすすめのグッズ
夏の暑さ対策グッズはぜひ用意しておきましょう。
おすすめのグッズの中から3つご紹介します。
1.フロント、リア、サイド。サンシェードをセットでそろえる
定番のサンシェードですが、フロントガラス、リアガラス、サイドガラスとセットでそろえて置くと、キャンプや車中泊のときの夜にも目隠しとして活躍します。
2.ウォーターマット
シートに装着しておくタイプのマットで、水を入れて使うため乗車してすぐに出発するときに、シートにこもった熱を我慢しなくて済みます。座席のみのタイプと背もたれも含めたものがあります。
3.小型扇風機
車内の熱風対策に合わせ、車中泊でも活躍するのが小型扇風機です。特に車中泊の際はクーラーをつけっぱなしで眠るのは危険があるため、小型の扇風機があると快適に過ごせます。USB電源、ソーラー、乾電池などさまざまなタイプがありますので、用途と好みに合わせて選んでください。
車内の暑さ対策は、知恵とグッズで乗り切る
定番から最新アイテムまで、車内の暑さ対策にはさまざまな方法や便利グッズがあります。
でも忘れてならないのが、暑さと一緒に車内環境を守ることではないでしょうか。
暑さ対策にカーエアコンの徹底洗浄。一緒に検討してみる価値があると思いませんか。