車内のダッシュボードや内装部品がベタベタする原因と対処法

車内のダッシュボードや内装部品がベタベタする原因と対処法

車内のダッシュボードに触ると「なんだかベタベタする…」ということはありませんか?拭き取ろうとしてもなかなか落ちないベタベタは、地味ながら車内空間を不快にする原因です。

そこで今回は、車内がベタベタする原因と、ベタつきを簡単にキレイにする方法についてご紹介していきます。

車内のダッシュボードや内装部品がベタベタする原因とは?

車内のダッシュボードや内装部品がベタベタする原因とは?

車内のダッシュボードや内装部品がベタベタする原因は、塗料や、内装部品の中に含まれている可塑剤の経年劣化です。

内装部品を触ればおわかりいただけるかと思いますが、弾力のあるやわらかな質感になっています。弾力ややわらかな質感を実現させているのが、樹脂やゴムの中に混ぜ込まれる「可塑剤」と呼ばれる油です。

そしてダッシュボードなどの内装部品には、車に合った良い雰囲気になるように塗料が塗られています。

しかし、塗料や可塑剤は夏の日差しなどによる熱にさらされると、少しずつ表面に溶け出してきて、数年が経つとベタベタとした質感になってしまうのです。

「車内の他のところでは問題ないのにダッシュボードだけベタベタする」という場合は、日光にさらされやすいダッシュボードの塗料や可塑剤が溶け出していることが原因。

ただし新しい車の内装がベタベタするなら、化粧品や人の皮脂が付着している可能性もあります。

特に気になるダッシュボードのベタベタをきれいにする方法

特に気になるダッシュボードのベタベタをきれいにする方法

それではダッシュボードのベタベタをきれいにするための方法をご紹介していきます。

簡易的な方法と、頑固なベタベタも取り除ける手間のかかる方法の2種類をご紹介しますので、好みやベタベタの状態により使い分けてください。

エタノールを使う方法

車内のダッシュボードに発生したベタベタを簡単に取り除くなら、無水エタノールがおすすめです。

やり方はとても簡単で、乾いた布にエタノールを含ませて、ベタベタしているところを拭くだけ。拭くときは一度使った布は再使用せず、新たな布で拭くときれいに仕上がります

最後に少し待ってから、エタノールのついていない別の乾いた布やヘラで表面のベタベタをこするように落とせば完了です。

仕上げに樹脂パーツ用のコーティング剤を塗ると、さらにきれいに仕上がるでしょう。

エタノールには「プロテイン塗装」を溶かす作用があり、車内の内装部品に付着したベタベタごと溶かし出してくれます。

そのため拭き上げるとさらにベタベタとしたものが浮き上がってくる可能性があるので、拭いてから少し待って、ベタベタが落ち着いたところで布やヘラなどでこするように落としてあげましょう

塗装を剥がして再塗装する方法

次にご紹介するのは、ベタベタごと車内の塗装を剥がして、再塗装するという方法です。車内のベタベタが無水エタノールでは落としきれないほど頑固なときに試してみてください。

まずダッシュボードなどの表面塗装をシンナーなどですべて剥がし、プライマーを吹き付けてからプラスティック用塗料で塗るという流れです。

車内のベタベタは塗料などの劣化により起こる現象なので、古くなった塗料自体を取り除いて、新たな塗料でカバーしてあげれば対処できます。

しかし、初めての方が車の塗装を剥がしたり、再塗装したりするのは勇気がいることでしょう。不安な方は専門の業者に依頼した方が、安心ですしきれいに仕上がります

自分で車内のベタベタを掃除する場合の注意点

自分で車内のベタベタを掃除する場合の注意点

自分で車内のベタベタを掃除する際には、次のような点に注意して行ってください。

  • パーツクリーナーは使わないこと
  • 変形などがある場合は修理業者に依頼すること
  • 修理費によっては新品交換を検討すること

パーツクリーナーは樹脂製の部品を溶かしてしまう恐れがあり、車内の内装パーツの見た目が変わってしまうことがあるので使用しないほうが無難です。

また、車内内装パーツがベタベタしているだけでなく、変形まで見られる場合は、ご自身で掃除するよりも修理業者に依頼したほうが美しくなります

ただし、修理費用が高額になる場合は、修理よりも新品パーツに交換したほうが安くなるかもしれません。

車内のベタベタの状態や予算により選ぶべき道は変わるので、最も希望通りになる方法を模索してベタつきを解消しましょう。

車内のベタベタは無水エタノールで解決!状態がひどいなら修理も検討を

車内のベタベタは無水エタノールで解決!状態がひどいなら修理も検討を

車内の内装パーツやダッシュボードがベタベタしている場合は、無水エタノールで拭き上げればスッキリときれいになるはずです。

しかし、変形が見られたり、頑固なベタつきが取れないようなら、再塗装をしたり修理したりする方法も検討されることをおすすめします。

車内の状態は、車に乗っている間の気分を大きく左右するもの。

車内のベタベタはもちろん、カーエアコンから漂う嫌な臭いなども車内空間を一気に不快にしてしまうものです。

もし、ベタつきとともに臭いが気になっているようでしたら、空気の洗車屋さんの「Dr.BAZOOKA!洗浄」をお試しください。

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