車室内の温度を快適に保つカーエアコン。故障してしまうとドライブが辛くなりますよね。
定期的に簡単なメンテナンスをすることで、重大な故障を防ぎ、寿命を延ばすことができます。
カーエアコンの寿命ってどれぐらい?
走行距離を目安とした確証となるデータは見つけることはできませんでしたが、カーエアコンは耐用年数・寿命は5年〜10年程度のようです。
コンプレッサーの故障だけが、カーエアコンの故障ではありません。
しかし、カーエアコンの寿命はコンプレッサーに大きく依存します。
コンプレッサーの税法上の法定耐用年数は7年です。カーエアコンのメーカー保証も5~7年前後が一般的です。
居住地域・運転頻度でも寿命は変わる?
コンプレッサーは、使用頻度が少ないと劣化しやすいのが特徴です。
そのため、カーエアコンを使用しなくても心地よい温度を保つことのできる地域に居住している人や、運転頻度が少ないためにカーエアコンをあまり起動しない場合、寿命が短くなってしまう傾向があります。
長期間、カーエアコンを未使用の場合、エアコンガスの量が不適正になってしまうことや、凝固してしまうことを免れません。
これを軽視した状態でそのまま使用し続けますと、重大な故障に繋がることになります。
コンプレッサーは多少故障していた状態でも起動することができるため、故障に気がつきにくい時もあります。
また、コンプレッサーの状態が悪くとも、車の運転には支障がないため、修理に緊急性を要しません。
このため、カーエアコンは故障している状態で放置されることも多く、劣化がさらに進んでしまうことになります。
最初は小さな故障であっても、不具合のある状態で長時間放置した場合、故障状況が悪化してしまい、修理に持ち込んだ時には、もはや修繕不可能となっているケースも少なくありません。
メンテナンス次第で寿命は変わる?
定期的にガスの補充をきちんとしていれば、コンプレッサーは10年以上もつこともあります。
エアコンフィルター交換、オイル交換、エアコンガス補充などのメンテナンスは機能性を高くするだけでなく、カーエアコンの寿命を延ばすことに繋がります。
コンプレッサー内とその周囲の配管内では、ガスだけでなくオイルも封入されています。
エアコンを使用することで、オイルが配管内やコンプレッサー内を循環します。
オイルを定期的に巡回させることで、オイルが一部分に溜まってしまうことや、ガス漏れを防止することができます。
ガスが漏れてしまうと、コンプレッサーは正常に機能しません。
ガスが多すぎる場合も、コンプレッサーは起動しません。
また、故障ではなく、コンプレッサーの位置がずれてしまっていることもあります。
位置を的確な場所に設置することも重要です。
まとめ
カーエアコンの故障原因や不具合はさまざまです。
多少、機能が衰えていても運転に支障がないために放置されがちですが、異常音がしている場合や異臭がする場合は、早めに修理しましょう。
致命的な故障を防ぐことに繋がります。
また、ガスの補充など、ちょっとした自己管理やメンテナンスで、コンプレッサーの状態をキープし、カーエアコンの寿命を延ばすことができます。