カーエアコンをつけた際に、「不快な臭いがする」あるいは「効き目が悪い」と感じたことはないでしょうか。
「調子がよくない」と感じたら、まずは点検に行かれることをおすすめします。
カーエアコン点検の期間の目安は?
カーエアコンは耐用年数・寿命は5年〜10年程度といわれています。
メーカー保証も5~7年前後が一般的。カーエアコンの寿命はコンプレッサーに大きく依存します。
コンプレッサーの税法上の法定耐用年数は7年です。
使用7年前後には、異常がなくても点検をすることは理想といえるでしょう。
ただし、コンプレッサーの故障だけがカーエアコンの故障ではありません。
臭いや、エアコンの効きの悪さの他に、冷房の設定でしっかり風は出ているのに温風しか出てこない、あるいは完全に風が出てこない場合は故障です。
そんな時は、使用年数に限らず点検・修理を依頼するようにしましょう。
カーエアコン点検の費用の目安は?
カーエアコンの修理費用は、故障箇所・故障状態によりさまざまです。
仕組みも複雑な上、高温高圧ガスや冷却水を必要とするため、専門の知識と安全対策が不可欠です。
一般的な修理費用目安
点検料 1.4~1.8万円
エアコンガス補充:約3,000~6,000円
エアコンガス漏れ:約2~3.5万円
コンプレッサー不良:4〜6万円~
ブロアモーター故障:2万~3万円
サーモスタット故障:1万円前後
ファン・モーター(電装系)修理:4.5~7万円
フィルター交換:約3,000~5,000円
比較的簡単とされるエアコンガス補充を自己責任のもとにトライする人もいるようですが、圧力ゲージを使わなければならないなど、専門性が要求されます。
また、近年、使用されることの多いエアコンガス「HFO-1234yf」は可燃性です。
エアコンガス補充は、約3,000~6,000円と比較的安値ですので、専門家にお願いするようにしましょう。
カーエアコン点検はどこで行う?
ディーラーでの点検・修理を安全と考えがちですが、カーエアコンなどの電気系統の修理は、電気系統に詳しい修理屋に外注するディーラーも少なくありません。
単に仲介屋的な位置づけで、100%外注してしまうディーラーも存在するため、ディーラーで点検・修理を行うと1〜2割増しの請求額になることもあります。
保証期間内はディーラーでの点検とし、保証期間が過ぎましたら地域密着型のモータースのような町の車修理屋や地元の自動車関連の電機屋などに点検に行くほうが安く済ませるにはオススメです。
まとめ
カーエアコンの点検を定期的にしている人は少ないのではないでしょうか。
車の定期点検時に、カーエアコンの点検もしていると多くの人が考えています。
しかし、カーエアコンの点検は特に依頼をしなければ点検されることはほとんどありません。
カーエアコンに少しでも異常を感じたら、専門家の点検を依頼しましょう。大きな故障を免れることにつながります。