コロナ対策で行いたい車の消毒方法を徹底解説

コロナ対策で行いたい車の消毒方法を徹底解説

マスクの着用が浸透し、ワクチンの接種年齢が拡大したことで、飛沫感染対策は順当に進んでいる新型コロナウイルスですが、まだまだ気を付けたいのが接触感染です。

公共の建物や交通機関などでは、「除菌・抗菌済み」の文字をよく見かけるようになりましたが、通勤や家族とのお出かけなどに利用するあなたの車にも、危険が潜んでいます。

マイカーの危険ゾーンとその対策を考えていきます。

車の中でウイルスが付きやすいのはどこ?

車の中でウイルスが付きやすいのはどこ?

接触感染は、感染者がくしゃみや咳を自分の手で押さえたあと、その手でモノに触れることでウイルスが拡散、感染することをさしています。つまり、手で触れる場所全てに感染リスクがあるということです。

新型コロナウイルスの寿命

米国立アレルギー感染症研究所が、新型コロナウイルスが様々な環境の中でどれくらい感染力を保ち続けられるのかという研究成果を発表しています。それによりますと、

  • 感染者の咳やクシャミによって飛散したウイルスは密閉された空間なら約3時間
  • ボール紙の表面に付着したウイルスは約24時間
  • ステンレスの表面なら、2~3日
  • プラスチックの表面なら、2~3日

という結果がでています。

また、鉄なら5日間の感染力が確認されたという報告もあります。

また、唾液や汗など液体が残っている状態のほうが、長い時間感染力が維持されることもわかっています。

つまり、鉄やプラスチックが多く使われ、汗や唾液が残っている車の中でコロナウイルスは、数日間、感染力を保ったまま生き延びることが可能だということです。

出典:Aerosol and Surface Stability of SARS-CoV-2 as Compared with SARS-CoV-

車内でウイルスが付きやすい箇所

本来、車内にはコロナウイルスは存在しません。

ドライバーや同乗者が持ち込んでくるわけですが、運転に必要な動作や車内での動きを想像すると、ウイルスが付きやすい場所を特定できます。

その場所は以下です。

  • ハンドル
  • シートベルト
  • シフトノブ
  • ドアハンドル
  • カーナビ画面

特に注意したいのがカーナビの画面です。皮脂や唾液が付きやすいので、コロナウイルスが感染力を維持しやすい場所です。

コロナ対策で行いたい車の消毒の手順

コロナ対策で行いたい車の消毒の手順

車内でも感染力を維持できるコロナウイルスを除菌や消毒するには、事前の準備と手順が大切です。

準備はしっかり

事前の準備は自分の手をきれいにすることです。

まず、石鹸を使いしっかり汚れを落とします。

これで万が一、手にコロナウイルスがついていても車内に付着するのを防ぐことができます。

手を洗ったら、ゴム手袋、マスク、必要ならゴーグルをつけ車内の消毒を始めます。

消毒の手順

  1. シート部分の埃を落とす
    取り外せるタイプのシートカバーの場合、外して洗濯をします。
  2. フロアマットを洗う
    フロアマットは外し、外で中性洗剤などを使い、洗ってから干しておきます。
  3. フロア内を掃除機にかける
    ホコリを舞い上げないように気を付けて掃除機をかけます。
  4. 天井を、中性洗剤と水気を絞ったタオルなどで拭く
    水かぬるま湯に中性洗剤を1%になるように溶かし、タオルや柔らかい布に含ませ、天井を拭きます。その後、水を浸してから固く絞ったタオルで洗剤をふき取ります。
  5. ガラスや内装を中性洗剤で拭き、その後水拭きする
    3同様、中性洗剤を薄めた溶液で濡らしたタオルで汚れを落としてから、水で絞ったタオルでふき取ります。

また、ハンドルなどよく触れる部分は、消毒用アルコールで拭いておくと効果的です。

車の消毒を進めるうえで注意したいこと

車の消毒を進めるうえで注意したいこと

基本的に車の消毒は、家庭用の中性洗剤や漂白剤で代用できますが、できない箇所もあるので注意してください。

革製品は気をつける

革製のシートなどは消毒剤や漂白剤を使うと色落ちし、変色やシミの原因になる可能性があります。

車の革製品専用の除菌・消毒剤が販売されていますので、それを使うほうが安全です。

家庭用の除菌・消毒剤は使わない

車は精密機械です。家庭で家具などを消毒するのとわけが違います。

そのため、家庭用と車用では同じ消毒剤や除菌グッズでも成分が異なります。

車用のものを使うようにするほうが安全です。

徹底対策するならエアコン内部の洗浄も検討

徹底対策するならエアコン内部の洗浄も検討

コロナウイルスのどれくらいのサイズかご存じですか。80-220nm(ナノメートル)。

1ナノメートルは10億分の1mですから、電子顕微鏡でしか見ることができないことがお分かりいただけると思います。

それだけ極小サイズなのですから、どこへでも潜り込み放題です。車内で心配なのがカーエアコンではないでしょうか。

特に熱交換器の役割を担っているエバポレーターは、通常でもカビや雑菌の温床になりやすい場所。

それでいて素人には視認することも取り外すこともできません。

徹底的にコロナ対策を立てたいなら、プロにお任せするのが一番です。

お薦めは、クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)です。

同社が独自に開発、特許を取得した高圧洗浄機を使い、汚れを落とす薬剤の噴霧も、汚れを含んだ薬剤の洗い流すのも行いますので、確実な効果を期待できます。

カビや汚れも一緒におとすことができるので一石二鳥。

それでいて国産の普通車なら作業時間は約1時間、費用も2万5千円~とお手頃価格です。

検討してみる価値があると思いませんか。

まだまだ対策は必須

まだまだ対策は必須

ワクチンの接種が進み、治療薬の開発も進んでいるとはいえ、まだまだ未知の部分が多い新型コロナウイルス。

現段階で消毒や除菌などの対策を止めるのは得策ではありません。

自分でできること、やったほうが良いことを考えて、ぜひ実行してください。