冬になると増える車での事故が「車内で灯油をこぼした!」というものです。
灯油は臭いがきつく、こぼしてしまえば車内全体が灯油臭くなってしまうもの。
快適なドライブを実現させるには、車内の灯油の臭いを何とかしたいと思われるはずです。
そこで今回の記事では、車内に灯油をこぼしたときの対処法について解説しますので、灯油をこぼして困っている方はぜひ実践してみてください。
目次
少量の灯油を車内にこぼしてしまった時の対処法
まずは少量の灯油を車内にこぼした場合の対処法について解説します。
まずはすぐにふき取る
車内に灯油をこぼした場合、まずはすぐにふき取ることが基本です。
灯油はガソリンよりも揮発しにくい油なので、すぐにふき取って除去することが大切となります。
拭き取らなければ、灯油のニオイが車内に残ってしまうことにもなりかねません。
マットを水洗い・乾燥させる
もし車内から取り外せるものの上に灯油をこぼした場合は、取り外して洗って、乾燥させるようにしましょう。
フロアマットやらゲットマットなどのこぼしたなら、すぐに水洗いができるはずです。
まずは食器用の洗剤を使って、ブラシやたわしなどで灯油をよく洗い流しましょう。
そしてカビ予防のために、水分が残らないように十分に乾燥させてから車内に戻してください。
大量の灯油を車内にこぼしてしまった時の対処法
次に大量の灯油を車内にこぼしてしまったときの対処法をご紹介します。
もし車内に灯油を大量にこぼした場合は、処置を業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼する料金相場
車内に灯油をこぼした処理を業者に依頼する場合、料金相場は10,000~70,000円ほどになります。
灯油のクリーニング作業は車内にこぼした量により変わりますが、何ccかのわずかな灯油でも15,000円程度かかることも少なくありません。
業者に依頼する場合は、量が多いほど作業費が高額になることを覚悟してください。
車内の臭いがとれない場合は?
車内に灯油をこぼした場合、臭いがとれないことも多いでしょう。
車内の臭いがとれない場合は、次のような2つの方法を試してみてください。
アルコール系消臭スプレーをかける
まずはアルコール系の消臭スプレーを吹きかける方法があります。
灯油はアルコールで溶解されやすいので、スプレーによって臭いが消えるかもしれません。
またアルコール系でない消臭スプレーでも、一定の消臭効果が得られる可能性があります。
重曹をまく
車に灯油をこぼした際の臭い消しとして、重曹をまく方法の効果的だとされます。
重曹は弱アルカリ性であるため、臭いのもととなる成分を中和する効果があるとされていりるためです。
灯油をこぼしたところに重曹をまいてしばらく放置し、その後は掃除機で重曹をキレイに除去しましょう。
そしてアルコール系の除菌スプレーをかけておけば、灯油の臭いはあらかた消えるはずです。
車の灯油をこぼした!専門家への依頼&臭いへの対処法を試してみて
冬場は「車に灯油をこぼした!」という事故が起こりがちです。
臭いが気になるものなので、まずは業者に車内クリーニングを依頼して、その後も臭いが気になるようなら自分でできる対処法を試してみてください。
車内の臭いを除去することは、快適なドライブに必要不可欠なものです。
こぼした灯油以外の車内の臭いも気になる場合は、カーエアコン内部の汚れが原因である可能性があります。
カーエアコンの臭い除去は見落としがちな部分ですが、もし何年もメンテナンスをしていないと車内に嫌な臭いを発生させているはずです。
臭い除去のための方法について詳しく知りたい方は、『カーエアコンが生臭い原因とは?徹底的な対策方法を解説』で詳しく解説していますので、車内の臭いが気になる…と感じている方は、ぜひ参考にしてより快適な車内空間をつくり出しましょう。