1匹みたら100匹いると思えといわれるほど、繁殖力が旺盛でキング・オブ・害虫の呼び声が高いゴキブリ。
繁殖しているのは家の中だけだと思っていませんか。実は車の中はゴキブリにとって、格好の棲み処だということをご存じでしたか。
目次
車内にゴキブリが入ってくるのは何で?
ゴキブリの侵入経路、それは車体にある小さな隙間です。
成虫なら5㎜、幼虫なら0.5㎜の隙間があればOK
家もそうですが、車も最初からゴキブリが生息していたわけではありません。
外から侵入することで住み着いてしまうわけです。侵入経路は隙間。
車に隙間なんてないと思われるかもしれませんが、ゴキブリは成虫でも5㎜、孵化したての幼虫なら0.5㎜の隙間があれば侵入できます。
水抜きのための穴、外気を取り込むための入り口など、意外にゴキブリが侵入できる程度の隙間が車にはあるのです。
ゴキブリが侵入する理由
ゴキブリが車内にまで侵入する理由は、水分とエサを求めているからです。
第一の目的は水。ゴキブリは車内であれ車外であれ、水のないところでは生きられません。
また、ゴキブリは匂いに敏感だといわれており、車内から漂ってくる「パン」や「バナナ」などの大好物の匂いを察知して侵入を試みます。
好物は種類によっても異なり、クロゴキブリなど大型のゴキブリはキャベツなどの植物も食べますし、チャバネゴキブリは肉類も食べます。
生命力の旺盛なゴキブリですので、エサが無くても水さえあれば1か月は生き延びるといわれていますが、エサも水分もない状態だと、種類によっても異なりますが、チャバネゴキブリで1週間から10日ほどで死滅します。
ゴキブリにとってエサ不足より水不足のほうが深刻なのです。
車に出たゴキブリを駆除する方法
ゴキブリ退治の方法は、基本的に一般住宅も車も変わりません。
- 少し窓を開けて、車を放置する
真夏や真冬にお薦めの方法です。ゴキブリの活動する適温は18~35℃といわれています。それ以上でも以下でも活動が鈍るので、それを利用し、窓を開けて車を放置しておくだけで逃げ出します。 - 置き型のゴキブリ退治グッズを使う
市販品だとコンバットやゴキブリキャップなどが知られています。効果はあるのですが、ゴキブリの死骸が残ることと、エサに殺虫成分があるので小さいお子さんがいる場合は注意しましょう。
また、自分でできるゴキブリ退治としてホウ酸団子があります。効果は高いので期待できますが、本来ホウ酸は無臭なので、バナナや玉ねぎなどゴキブリの好物を混ぜて、匂いでおびき寄せるようにするとよいかもしれません。 - ゴキブリホイホイ
ゴキブリ退治の代名詞のような商品です。捕まえたゴキブリをそのまま捨てられるのが利点です。
ゴキブリを駆除する際に注意したいこと
一般家庭用のゴキブリ退治グッズを車内で使う場合は、車という特殊な環境に配慮する必要がある場合があります。
- ゴキブリホイホイなどの粘着シートタイプ
効果は実証されていますし、組み立てて置くだけという簡単さが便利なのですが、夏場、高温になる車内では粘着シートの成分が溶けだす危険性があり、垂れて車内を汚してしまうことがあるので注意が必要です。 - 薬剤を噴霧する殺虫剤タイプ
置き型としてはバルサンが効果が高いことが知られていますが、バルサンもスプレータイプの殺虫剤も車内で使うのは避けたほうがよいでしょう。薬剤を含んだ煙を車内に充満させることで、シガーソケットが故障したり、カーエアコンのフィルターに薬剤の臭いが残ったりします。実際バルサンの発売元でも、車には使用しないでほしいと回答しているようです。
同様にスプレータイプの殺虫剤も車内の機器に悪影響を及ぼす危険があるので、避けたほうが賢明です。
車内にゴキブリが出ないようにするには?
車内にゴキブリが出ないようにするのは、ゴキブリが生きていけない環境を作ることが大切です。
お水とエサを排除する
ゴキブリが車内に侵入する理由は、水分とエサの確保だと、すでにご紹介しましたが、その二つを徹底的に排除することが大切です。
これは定期的に車内の清掃を行うことで乗り越えるしかありません。
ゴキブリの嫌いなものを置く
人間だって嫌いなものには近寄りたくありませんよね。
ゴキブリも同じです。ゴキブリの嫌いなものは、塩、アルコール、ハーブ類です。
- 塩
ゴキブリは塩を食べると脱水症状を起こすそうです。 - アルコール
呼吸する気門という穴をふさがないため、ゴキブリは体から脂分を出していますが、その脂分を洗い流して気門を塞ぎ、窒息させてしまいます。 - ハーブの香
ゴキブリは柑橘系や清涼感のあるハーブの香り、ミント、ハッカ、タイム、ローズマリー、レモングラス、クローブなどを嫌いますので、アロマオイルなどを使い車内に置くと効果が期待できます。反対にバニラビーンズ、アニス、シードなど、ゴキブリが好む香りもあるので注意してください。
カーエアコンでゴキブリが嫌う環境を作ろう
ゴキブリの産卵期は5~10月です。
この間が要注意期間となり、侵入を防ぐことが大事です。
そのため有効的な手段が、ゴキブリが嫌うハーブの香りをアロマスプレーで車内に散布。カーエアコンの風で循環させる方法です。
そのためにはカーエアコンをきれいにしておくことも必要です。
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