全国的に新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいますが、そのワクチンも、変異株にも効果があるとかないとか…情報が錯そうしています。
ともかく新型コロナウイルスはわからないことが多いウイルスです。
ワクチンを接種しても完全に安心できないという医療関係者の話も聞きました。
Withコロナ時代だからこそ、カーライフを楽しむ方法を考えたいですね。
目次
コロナ禍で人気上昇のオートキャンプ
「オートキャンプ白書2020」によると、2019年のオートキャンプ人口は860万人。
前年比1.2%増でコロナ禍にあっても増加していることがわかりました。
コロナ禍でも人気の理由
新型コロナウイルスのまん延で、感染防止対策のために3密が提唱されたことで、移動方法の見直しを余儀なくされたことにより、注目を集めることになったマイカーの利用。
それに加え、3密とは無縁の屋外の広い空間を楽しむオートキャンプに興味を持つ人が増えたといわれています。
感染のリスクが少なく、自然の中でゆっくり過ごせる健康的なレジャーであり、家族みんなで楽しめる。
これがコロナ禍で人気が高まっている理由です。
日本独自の文化に発展しているオートキャンプ
欧米型のオートキャンプは大型のキャンピングカーで楽しむことが主流ですが、道路事情もオートキャンプ場の規模も異なる日本では、大型テントを使って楽しむグランピング、お一人さまで楽しむソロキャンプ、車中泊など日本流のオートキャンプが誕生しており、マイカーブームと到来とともに起こった第一次オートキャンプブームについで、第二次オートキャンプブームが起こっています。
その証拠にコロナ禍の影響で多くの企業が業績の見直しを迫られる中、キャンプ用品を扱っている会社は、このコロナ禍の中でも売り上げを伸ばしているそうです。
車でキャンプを楽しむための対策
アウトドアだから感染リスクは低いといわれているオードキャンプですが、ゼロというわけではありません。
人が集まるところには感染の危険性はあります。
それを回避するため日本オートキャンプ協会では、Withコロナ下におけるキャンプの過ごし方を提唱しています。
- 県境をまたぐ移動は、行政や自治体の指示に従う
行政や自治体によって移動制限はまちまちであるため、キャンプをする際は事前に自治体の提示する内容を確認し、従うようにしましょう。 - ものの購入は、事前に自宅周辺で済ませておく
通常であれば、食材や薪などの消耗品は現地調達をする人が多いですが、コロナ禍の状態では接触を控えることで、コロナウイルスの持ち込みや感染者の拡大を抑えることができるので、消耗品などの購入は事前に済ませてから出発。そのままオートキャンプ場に向かうように心がけましょう。 - 出発前には健康状態をチェックする
新型コロナウイルスには、風邪に似た症状があるといわれています。事前に風邪と似た症状、発熱、喉の痛みや咳などの呼吸器系の症状、倦怠感、息苦しさなどがないかチェックしましょう。 - マスクは必ず持参する。長時間の着用による熱中症リスクに注意する。
キャンプ場は人との距離がある程度保たれているとはいえ、複数の人で食事をしたりゲームをしたりと、3密になる可能性はあるため、マスクは着用するようにしましょう。また、夏場など暑い場所でマスクを長時間着用すると、高温多湿による熱中症になる可能性があるので、子供などは特に水分をこまめに補給するなどして熱中症対策をしましょう。 - 消毒用アルコールの取り扱いに注意し、車内に保管しない。
消毒用アルコールは引火性が高く、焚火や調理場所の近くに置いておくと引火する可能性があるので、使い終わったら火から遠ざけ、収納ケースなどに入れましょう。また、車内への保管は、車内温度が高温となり引火する可能性があるので避けましょう。
このほか、サービスエリアや観光施設などで3密状態は避ける、キャンプ場の運営者の指示があれば、それに従って感染防止に協力する、キャンプ場の屋内施設での3密状態を避ける、などの注意が呼びかけられています。
新型コロナウイルスに関連した健康面に関する注意はもちろんですが、施設内での感染リスクの防止策などオートキャンプを楽しむための注意が盛り込まれています。
車内で快適的に過ごすためのポイント
自然の中でゆっくり過ごすのが楽しいオートキャンプですが、昼間はテントなど外にいても、寝るのは車中のことが多いですよね。
そのためのプライバシーと安全を確保しながら車内で快適に過ごすため方法を考えてみたいと思います。
車中泊グッズにこだわる
車中泊で一番気になることは寝心地ではないでしょうか。
ただ、いくらWithコロナ時代とはいえ、毎週のようにオートキャンプに行くわけではありませんよね。
そこで車中泊用のグッズは災害時にも兼用できるものを選ぶようにすると、いざという時にも安心です。
2016年の熊本地震の際、車中泊で多くの方が震災をしのいだということを覚えている方も多いと思います。
キャンプ用品は頑丈にできているうえにコンパクト。車に積んでおいても邪魔になりません。
車中泊用に用意するものは、車内を平らにするために下に敷くマット。これは防寒対策にもなります。
寝袋、ブランケット、サンシェードは暑さ対策だけでなく目隠しにも役に立ちます。
また防音対策からアイドリングを禁止しているキャンプ場も多いので、電源を確保しておくことも大切です。
電源さえあれば、照明も換気扇や扇風機などの空調グッズも使うことができます。
換気対策を充実させる
車内は密閉されているうえに、広い空間ではありません。
快適に過ごすためには、換気対策を徹底させておくことが重要です。
カーエアコンがあるから心配ないと思っているなら危険です。
普通車の場合、エンジンをかけていないと冷房も暖房も稼働することはありません。
上の項目でも説明しましたが、エンジンをかけた状態にするアイドリングは、多くのキャンプ場で禁止しています。
しかし、換気せずにいたら、食べ物の臭いや汗、体臭など、生活臭がこもって大変です。
対角線上に窓を開けるなどして、換気対策をしっかり行いましょう。
ただ、夏場など暑い季節には、カーエアコンなしでは熱中症になる危険があります。
キャンプ場の注意事項などを確認して、カーエアコンを使うことも大切です。
その場合は、まず車内にこもった熱を逃がしてから、カーエアコンを最大にしてつけるようにしましょう。
カーエアコンのメンテナンスも重要
快適な車内を目指すなら、カーエアコンの汚れも注意したいポイントです。
汚れがたまったままの状態で冷房をつけるとカーエアコンの内部、特に熱交換器であるエバポレーターに溜まったカビなどの汚れが放出されます。
そして、それをそのままにしておくとアレルギー性の疾患になる危険性がありますので、事前にしっかり洗浄しておきましょう。
エバポレーターの洗浄は、市販のスプレータイプのものも販売されていますが、正直いってお薦めできません。
理由は、エバポレーターが複雑な構造をしているうえに、汚れを含んだ薬剤を洗い流せないからです。
そのままにしておくと、新たなカビの温床になる危険性があります。
それよりも、快適な車内空間を保ちたいならプロの力を借りるほうが確実です。
お薦めは、クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)。
同社は独自に開発、特許を取得した高圧洗浄器を使って行う画期的な方法で薬剤の噴霧し、その後、水を使って洗い流すので、カビなどの人体に被害を及ぼす汚れを落とすことができます。
高い効果が約束されているのに、国産の普通車なら作業時間は約1時間、費用も2万5千円とお手頃価格です。
ぜひ、検討してみてください。
Withコロナ時代だからこそ快適さは大切
いつ終息するのか、現状では不透明な新型コロナウイルス。
普段、忍耐を強いられているだけに、オートキャンプのような自然の中でストレスを発散できる機会は貴重です。
だからこそ注意事項を守り、事前の準備を万端に行い、より高い安全と安心を確保することが大切ですよね。