車内が焦げ臭い!臭いの発生源と対応方法について解説します

車内が焦げ臭い!臭いの発生源と対応方法について解説します

車にはいろいろなにおいが詰まっていますよね。

シートや天井からは、飲んだコーヒーや食べたもののにおい。カーエアコンからはカビやタバコなどの異臭がすることもあります。

でも一番驚くのは、焦げ臭いにおいではないでしょうか。

実はひと口に焦げ臭いといっても、原因はいくつかあるんです。

車内が焦げ臭い原因と対応方法

車内が焦げ臭い原因と対応方法

車はたくさんの部品から作られています。

どのパーツであろうと焦げ臭いにおいがしたら故障の前兆である可能性が高いのです。

放置したまま乗り続けていると動かなる可能性もありますので、早めの対策が必須です。

同じ焦げ臭いにおいでも場所によって原因はさまざまですので、覚えておくと安心です。

カーエアコンから焦げ臭いにおいがする

カーエアコンから焦げ臭いにおいがする場合、原因は1つではありません。

カーエアコン自体が原因のこともありますが、ほかの部品からの焦げ臭いにおいがカーエアコンを通して流れてくることもありますので注意が必要です。

  1. レジ袋などのビニール類がマフラーやエンジンで焦げている
    走行中、マフラーにレジ袋などのビニール類が巻き付き、加熱、焦げ臭いにおいが漂ってくる場合があります。ほかにもエアコンはエンジンルームの近くにありますので、同様のことが起こる可能性があります。
    臭いの原因である異物を除去すれば問題ないでしょう。
  2. サイドブレーキの戻し忘れ
    マニュアル車に多いミスです。走り始めは気づきませんが、走行を続けているとブレーキパットがこすれて、焦げ臭いにおいがカーエアコンから漂ってきます。
  3. エンジンルームからゴムが焼けるような臭いがする
    エンジンから伸びているベルトが緩んでいる場合、摩擦熱が起こり、ゴムが焼けるような異臭がすることがあります。
  4. エンジンオイルが漏れている
    オイル漏れの原因はいろいろありますので、特に注意が必要です。オイルの入れすぎやパイプの破損などでマフラーについてしまうと、走行中に高温となったパイプで焼かれるため、焦げ臭いにおいがしてきます。
  5. 新しいパーツのコーティングが気化
    新車やパーツを変えたばかりのときに起こりやすい現象です。新品の部品はコーティングで保護されていますので、それが走行中に高温にさらされることで気化し、ビニールが焼けるような臭いがします。
  6. 単純に外気が臭い
    点検したばかりなのに、突然カーエアコンから焦げ臭いにおいが流れてきたというときは、単純に車外から流れ込んできたということが考えられます。この場合は、内気循環と外気循環を切り替えることで改善されます。

もうおわかりだと思いますが、カーエアコンから焦げ臭いにおいがしても、原因がカーエアコンにあるとは限りません。

広い視野での検分が大切です。

ブレーキから焦げ臭いがする

ブレーキから焦げ臭いにおいがした場合、車の要であるだけに危機感を持ちますよね。

しかし原因は1つではありませんので、まず特定することが大切です。

  1. サイドブレーキをかけたまま走行
    カーエアコンの項目でもご紹介しましたが、引き方が微妙でも走行できてしまうため、気づかないことが多いようです。ブレーキパットがこすれ、焦げ臭いにおいがして気づいたなんてことも多いそうなので、気をつけましょう。
  2. 金属が焦げたような臭い
    ブレーキパットがすり減ったり、ブレーキシステムに異常にあるときにする臭いです。
  3. ブレーキの引きずりが原因
    ブレーキの引きずりとは、サイドブレーキを作動させていないにもかかわらず、常にブレーキがかかっている状態のことです。ブレーキキャリパー内のピストンが固着して起こる現象で原因はサビです。
    ブレーキの引きずりは、少しだけブレーキがかかった状態で車の走行に問題がないため、異常に気付いたときには手遅れということも珍しくありません。

車の生命線であるブレーキです。

走行中の違和感に注意し、少しでも異変を感じたら目視で確認。早急に適切な対処をとることが大切です。

マフラーから焦げ臭いにおいがする

マフラーから焦げ臭いにおいがする場合も原因は1つではありません。

  1. ビニール袋などのゴミか巻き付いている
    溶けて絡みついていると取るのが大変なので、日ごろから注意することが大切です。
  2. ガソリンが焦げたような臭い
    マフラーに亀裂が入っている場合は、ガソリンが焦げたような臭いがします。素人には修理が不可能ですので、早急にディーラーや修理工場に依頼することが必要です。

エンジンから焦げ臭いにおいがする

焦げ臭いにおいの中で、一番ゾッとするのがエンジンから漂ってくるものではないでしょうか。

  1. ベルトがこすれている
    エンジンルームから焦げ臭いにおいが漂ってきたら、ベルト類の擦れが原因であることが考えられます。
    エンジンはその力を伝えるためにたくさんのベルトでつながれています。そのベルトが伸びて、金属である部品とこすれあっている場合、焦げ臭いにおいを発します。
  2. エンジンオイルの漏れ
    エンジンルームから漂う焦げ臭いにおいで、最も多く、最も気をつけなければならないのがエンジンオイルの漏れです。入れすぎや亀裂によってエンジンオイルがマフラーに付着することで起こる臭いで、それだけでも大変なのですが、臭いに青白い煙がプラスされたら、かなり危険な状態です。自分で対処するのを避け、プロにお願いするのが賢明です。

自己判断で走行を続けるのは危険

自己判断で走行を続けるのは危険

例えばマフラーにレジ袋が絡みつき、車内に焦げ臭いにおいが充満した場合なら、レジ袋を取り除けば臭いは軽減されますが、走行中、車の部品は高温になっています

ビニール製のレジ袋が溶けて絡まっている可能性もあるわけです。

これを自分で無理やり取ろうとすれば、マフラーを傷つける可能性もあります。

そうでなくても焦げ臭いにおいを発する部分は、車の走行に重要な場所ばかりです。

目視など確認し、場所や原因を知ることは大切ですが、素人判断は禁物です。大切な車です。

長く愛用したいなら、プロの手にゆだねることも考えましょう。

日頃のメンテナンスが大切

日頃のメンテナンスが大切

事故や災害で突発的に壊れることはありますが、今回ご紹介した内容は、突然に起こる現象ではありません。

劣化が原因である場合、日ごろのメンテナンスで大事になる前に食い止められます。

特に焦げ臭いにおいの通り道となるカーエアコンを洗浄することで、異臭を敏感に感じ取ることができます。

おすすめなのが「Dr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)」です。短時間で高い効果が得られるのにリーズナブルな方法です。

車を長持ちさせたいなら一度検討してはいかがでしょう。