カーエアコンの効きがイマイチで、「パワーアップさせたい」と思われたことはありませんか?
しかしパワーアップの前に、「なぜカーエアコンが効かないのか?」という原因を考えてみてください。
もし原因を解消できれば、カーエアコンの効きの悪さを感じることもなくなるはずです。
目次
カーエアコンはパワーアップできる?
カーエアコンは基本的にパワーアップさせるのが難しいとされます。
パワーアップが難しいとされる理由は、車とカーエアコンとの設計が原因です。
カーエアコンは車の部品の一部として埋め込まれているものなので、能力の高い部品に付け替えることが簡単ではありません。
対象の車専用のカーエアコンとして組み込まれていることが基本です。
パズルのピースのように、車の設計にぴたりと当てはまるカーエアコンが搭載されていると考えてみてください。
そのためカーエアコンをパワーアップさせるために、能力の高い部品に交換したり、より能力の高いカーエアコンに交換したりすることは現実的ではないでしょう。
カーエアコンの効きが悪くなったのはなぜか
「カーエアコンをパワーアップさせたい」と思うほど、カーエアコンの効きが悪くなったのはなぜでしょうか。
カーエアコンの効きを良くする方法を考える前に、まずは「なぜ効きが悪くなったのか」と原因を考えて対処してみましょう。
原因1:エアコンフィルターやエバポレーターに詰まりがある
カーエアコンをパワーアップしたいと考えるほど冷却性能が低くなったなら、エアコンフィルターやエバポレーターに詰まりが生じているのかもしれません。
エアコンフィルターとエバポレーターは、どちらも空気に含まれるホコリやチリなどを濾過する役目があります。
そのため長年の使用で詰まってしまうと、カーエアコンから風が出にくくなったり、風が生ぬるく感じられたりすることがあるのです。
特にエバポレーターは熱交換器の役割を果たすため、冷たい空気を作り出すカギとなる部品。
もし詰まりによりカーエアコンの効きが悪くなっているなら、エアコンフィルターの交換やエバポレーター洗浄などのメンテナンスで解消できます。
原因2:エアコンガスが不足している
エアコンガスの不足もカーエアコンの冷却性能が低下する原因のひとつ。
エアコンガスは「冷媒」と呼ばれており、気化熱により空気を冷やすための役割を果たすものです。
つまりカーエアコンシステムの他の部品が正常に働いていても、エアコンガスが不足していれば空気の熱を奪えず、冷たい空気が作れなくなるということ。
エアコンガスが不足しているだけであれば補充で改善されますが、もしガス漏れが発生しているなら、エアコンガスの補充とともに部品の交換やガス漏れ箇所の修理が必要です。
原因3:その他の部品の故障・トラブル
カーエアコンシステムの部品に故障やトラブルが起きている可能性も考えられます。
たとえばコンプレッサーやサーミスタ、サーボモーター、サーモスタットなど、空気を冷たくする部品が正常に働いていなければ冷たい空気は出てきません。
トラブルが起きている箇所によりさまざまな原因・対処法が考えられますが、カーショップや整備工場などで部品の交換や修理をしてもらう必要があります。
ただカーエアコンの効きが悪くなったとき、部品の故障かどうかを判断するのは難しいと思われるのではないでしょうか。
故障か判断できない場合は、まずエアコンフィルターの交換をしてから、外気取り込みに設定を変更してからしばらく走ってみましょう。
もしカーエアコンの効きが改善されなければ、故障の可能性が高いと考えられます。
故障の場合の修理費用は1万円前後から8万円以上と、部品や車種により幅が広いので一概には言えません。
カーエアコンの故障かどうか判断する方法や、故障の際の修理費用についてさらに詳しく知りたい方は、『「故障かも」と思った時に! 車のエアコンが効かない場合にやるべきこと』で解説しているのでぜひ参考にしてください。
カーエアコンの効き改善(パワーアップ)で試してみたい潤滑添加剤とは
カーエアコンをパワーアップしたいときに試してみたいのが、「カーエアコン用潤滑添加剤」です。
カーエアコン用潤滑添加剤とは、コンプレッサーの潤滑性を高めることで冷房効率・燃費・カーエアコンシステムの耐久性を向上させるアイテムのこと。
潤滑性が高まることでカーエアコン作動時の稼働音を軽減したり、エアコンガスの漏れを予防したりする効果も期待できます。
カーエアコンの効きを手軽に改善したいなら、ぜひカーエアコン用潤滑添加剤を試してみてください。
カーエアコンの汚れが原因なら徹底洗浄で効きを改善する
カーエアコンをパワーアップさせたいと思うようになった理由がシステム内部の汚れにあるなら、徹底洗浄により新車同様の効き具合へと改善できます。
フィルターとともに汚れやすいのがエバポレーターという部品です。
エバポレーターは空気を冷やす役割をもつため常に湿った状態になりやすく、濾過した空気中のホコリやチリが詰まるだけでなくカビも発生しやすい部品です。
従来ならエバポレーター徹底洗浄には、分解洗浄が必要とされていました。
しかし空気の洗車屋さんの「Dr.BAZZOKA!洗浄」なら、分解をせずそのままの状態でエバポレーターを新車同様にまできれいにすることができ、冷却性能の向上だけでなくカビによる健康への悪影響や悪臭も改善できます。
分解が不要なので作業時間は約1時間。費用は国産普通車で25,000円からとリーズナブルです。
定期的にエバポレーターの洗浄をすれば、詰まりによるカーエアコンの効きの悪さに悩まされることもなくなるでしょう。
カーエアコンのパワーアップにはメンテナンスと修理が必要
カーエアコンを部品の交換などによりパワーアップすることは難しいため、メンテナンスと修理により効きの良さを維持するのがいちばんの方法です。
カーエアコンフィルターやエバポレーターの詰まりを解消し、エアコンガスが不足しているなら補充をし、もし故障している部品があるなら修理を行ってください。
ただカーエアコンフィルターはご自身でも交換できますが、エバポレーターが詰まっている場合は徹底洗浄が必要です。
カーエアコンの効きを復活させるためにも、「Dr.BAZZOKA!洗浄」をぜひお試しください。