車を冬眠させるには?乗らない車のメンテナンスと保管対策

車を冬眠させるには?乗らない車のメンテナンスと保管対策

「車の冬眠」というものがあることをご存じでしょうか?

車を長期にわたり保管することですが、実は車の冬眠はポイントと注意点を知ってから実践しないと、車の状態が悪化してしまうこともあります。

車を長期保管する予定がある方は、冬眠前から冬眠明けまでの必要なことについてあらかじめ学んでおくことが大切です。

車の冬眠とは

車の冬眠とは

車の冬眠とは、一定の期間にわたり車に乗らず、保管しておくことを指します。

ケガや病気、不在などにより長期的に車に乗らないことも冬眠です。

しかし中には冬以外の時期にサーキットで楽しむためだけに車を所有していて、サーキットを休む時期である冬に車を冬眠させるという方もいます。

いずれにしても、長期的に車を保管しておくことが「車の冬眠」です。

車を冬眠させる前のメンテナンスと保管方法

車を冬眠させる前のメンテナンスと保管方法

車を冬眠させる前には次のような方法でメンテナンスを万全にして、適切な方法で保管することが車のために大切です。

ガソリン劣化防止剤を入れておく

車に入っているガソリンは、長く入れたままにしておくと劣化してしまいます。

そのため車を冬眠させる前に、ガソリン劣化防止剤を入れておくようにしましょう。

バッテリーを端子から外す

車の冬眠前に必ずやっておきたいことが、バッテリーを端子から外すことです。

車を所有している方であればご存じでしょうが、車を長期間動かさないままにしていると、自然放電によりバッテリーが上がります。

冬眠明けにバッテリーが上がっていては大変なので、黒いマイナス端子、赤いプラス端子の順でバッテリーを外しておいてください。

またバッテリー自動充電器を付けたままにして、バッテリー上がりを防ぐ方法もあります。

ラジエーターに冷却液を入れる

ラジエーターに濃度の高い冷却液を入れておくことも、車の冬眠前にしておきたいメンテナンスのひとつです。

冷却液は濃度が低いと凍る可能性があるので、特に寒い地域に住んでいる方は、凍結防止のために濃度が高めの冷却液を入れておきましょう。

サイドブレーキは引かない

長期間にわたり車に乗らないなら、サイドブレーキは引かない方が安心でしょう。

なぜならサイドブレーキを引いておくと、ブレーキが錆びて固まってしまう恐れがあるためです。

サイドブレーキを引かずにパーキングに入れておくだけでも構いませんが、もし不安なら車輪止めを設置して車を固定します。

車の冬眠明けで注意したいこと

車の冬眠前にメンテナンスを万全にしても、冬眠を終えるときには次のようなポイントに注意してください。

  • エンジンオイルを足す
  • パッキンやゴムなどが走行で割れないか注意する
  • カーエアコンのカビや汚れによるニオイをメンテナンス

車の冬眠が終わったら、まずはエンジンオイルを足しましょう。

そして走行したあとは、パッキンやゴム類などが久々の走行により割れていないかチェックすることも大切です。

また、もし車内に嫌なニオイが漂っている場合は、車の冬眠中にカーエアコン内部にカビが発生した可能性が考えられます。

カーエアコンはしばらくメンテナンスしていないと、汚れが付着したりカビが繁殖したりするので、車の冬眠が終わるタイミングでメンテナンスを検討したいものです。

カーエアコン内部のメンテナンス方法については、『エバポレーターの洗浄方法の種類とおすすめの洗浄方法』にて詳しく紹介していますので、参考にして実践してください。

エンジンは時々かけたほうが良い?

エンジンは時々かけたほうが良い?

車を冬眠させている間は、むしろエンジンをかけないほうが理想的な環境を維持できます。

エンジンをかけるとエンジン部品に結露が起こりやすくなり、オイルを混ざった上で内部に入り込んでしまうためです。

車種によっては、エンジンオイルが下がることを防ぐため、1か月に1回程度エンジンをかけると良いとされていますが、やはり結露によりマフラーにサビが出ることもあるので、エンジンはかけないほうが無難でしょう。

保管は業者に任せるとより安心できる

保管は業者に任せるとより安心できる

車の冬眠は業者に任せると、より安心して行えます。

冬眠させるには事前のメンテナンスが必要で、さらに良い状態で保管できるようさまざまな点に気を配らなければなりません。

業者に任せると冬眠前・保管中ともに必要なメンテナンスを行ってもらえるため、より良い状態でまた車を使い続けられるはずです。

車の冬眠はポイント&注意点を押さえてから!

車の冬眠はポイント&注意点を押さえてから!

車を良い状態で冬眠させるには、さまざまなポイントと注意点を押さえておかなければなりません。

もし再びエンジンをかけようとして、車が故障してしまったり状態が悪くなっていたりすればドライブも楽しめないでしょう。

今回の記事で紹介したポイントを参考にして、車の冬眠に必要な準備を進めてください。

ただしメンテナンスは冬眠を終えるときにも必要です。

特に見えない部分に発生するカーエアコン内部のカビや汚れは、メンテナンスもしにくく大変なもの。

空気の洗車屋さんが提供している「Dr.BAZOOKA!洗浄」は、わずか1時間程度でカーエアコン内部のエバポレーターに付着したカビや汚れをすべてきれいに洗い流します。

冬眠明けの車のニオイが気になったら、ぜひ「Dr.BAZOOKA!洗浄」をご検討ください。