首都圏を中心とした2回目の緊急事態宣言の発令など、終息の兆しの見えない新型コロナウイルスの猛威。
3密を避けるための移動手段として注目を集めているのが、車での移動ですが、ここでメリットと注意点をもう一度確認しておきましょう。
目次
コロナで増加している車移動
新型コロナウイルスの脅威が、連日テレビや新聞、インターネットのニュースで報道されマスクの着用になれたころ、移動手段ではどのような変化があったのでしょうか。
まず2020年4月、第1回の緊急事態宣言が出されたときは、43.1%の方が自家用車で通勤や外出をしていると答えています。
さらに第3波が懸念されるようになった2020年11月の段階では、自家用車を利用するという人は47.2%にまで上昇。
これに自転車で出かけているという方を加えると、60%を超える方が公共交通機関を避け、自力で通勤や外出を行っているという結果がでています。
コロナ禍での車移動のメリット
コロナ禍での車移動のメリットは、3密対策、これに尽きます。
新型コロナウイルスが話題になるとともに提唱された3密の回避。
換気の悪い「密閉」空間、多数が集まる「密集」場所、間近で会話や発声をする「密接」場面という感染しやすい条件、クラスターが発生しやすい条件を避けるためですが、バスや電車、地下鉄などの公共機関を利用した移動手段よりも、車移動のほうが新型コロナウイルスを遮断できる可能性は高く、感染リスクを低くすることができます。
複数人で車移動する場合のコロナ対策
1人で運転しているときや体調がわかっている家族となら感染のリスクは低いですが、同僚や友人、知人などと同乗している場合、感染のリスクがまったくないとは言い切れません。
そのための注意や対策が必要になります。
乗車する前の対策や注意点
まず必要なことは同乗者に対する気配りです。
ドアの取っ手や座席シート、窓のハンドルなど、同乗者が触れそうな場所を消毒、除菌しておきましょう。
接触感染を防ぐのに役立ちます。
さらに乗車にあたって、体調チェックをすることも大切です。
熱がないかどうか、非接触型の体温計を使って計測することをお薦めします。
マスクの着用は必須です。
飛沫感染を防ぐ効果があがります。
乗車中のエチケットや注意点
乗車中も対策が必要です。
まず、飛沫感染の原因となる咳対策。
マスクを着用している場合は、正しくつけるようにします。
間違ってもマスクから鼻を出す鼻マスクはやめましょう。
もし、マスクが無い場合は、ティッシュやハンカチで口を覆ってから咳をするようにします。
咳のかかったティッシュなどは、そのまま捨てるのではなく、すぐにビニール袋などに入れて捨てることが大切です。
接触感染を防ぐためには、消毒用のシートや除菌スプレーを用意しておきましょう。
途中でトイレ休憩をとったときなど、消毒用シートや除菌スプレーが役立ちます。
ドライブ中なら手洗いやうがい休憩をとったり、水分をしっかりとるようにしましょう。
運転中は車内の換気が重要
3密の1つ密閉は、マイカーでも起こる可能性があるので、車に乗っているときは換気に注意する必要があります。
換気が大切な理由
新型コロナウイルスは非常に小さく、風などで舞いやすいといわれています。
体内に入らない限り、その辺に転がっているだけの存在なのですが、密閉された空間だと衣服についたり、座席などについたものを取り込んでしまう危険性があります。
換気が大切だといわれているのはこのためです。
換気の仕方
- 窓開け換気
運転席と後部座席の左側の窓。もしくは助手席と後部座席の右側の窓、など対角線上に窓を数センチ開け、風の流れを作るようにして換気すると良いでしょう。 - カーエアコンを使って換気
カーエアコンには外気導入モードがあります。外気を取り込みながら車内の空気を外に追い出すシステムですが、これが車内換気には有効です。
方法は、カーエアコンの外気導入モードを起動し、風量を最大にします。この方法を使えば3分ほどで車内の空気が入れ替わります。
ただ、1つ注意をしていただきたいことがあります。
新型コロナウイルスはカーエアコン内部に侵入すると、長期間とどまっているという報告があります。
もし、とどまっているのがエバポレーターの中なら、ウイルスが繁殖しやすい温度や湿度などの環境条件がそろっていますので、死滅していない可能性も。
もし、この状態でカーエアコンを使ったら、コロナウイルスを車内に飛散させることになります。
心配ならプロの手による徹底洗浄をお薦めします。
最もコストパフォーマンスが高く高い効果を期待できるのが、クリーンデバイス・テクノロジー株式会社のDr.BAZOOKA洗浄 (ドクターバズーカ)です。
同社が独自に開発、特許を取得した高圧洗浄器を使い、ウイルスだけでなくカビや雑菌、ホコリまで一網打尽にすることができます。
まだまだ予断を許さないコロナ対策
先日、路線バスの車内でマスクをかけていない方に遭遇しました。
バス自体は3密になるほど混んでいなかったのですが、それでも運転手さんは、そのお客さんにしゃべらないように注意していました。
結局、まだ始発駅で発車していなかったため、そのお客さんはマスクを買うために下車されました。
少しのことでも過敏にならざるを得ない状況です。
マスクの着用はもちろんですが、車内の消毒や除菌、カーエアコンの徹底洗浄などできることはやるようにすることが大切です。